2012年6月24日(日)、所有する100ヘクタールの森林の有効活用の相談を受けて長岡市(旧越路町)の現地に出かけた。 現在のご当主は山梨県に住んでおられ、実家は市に寄贈されて現在は重要文化財として一般公開されている。 実家の脇に別荘があり、長岡に戻る時はそこを利用しているとのことであった。 先々代の時に農地解放で、屋敷と山林を残して全て没収されてしまたため、現在はほとんど放置された山林約100ヘクタールが周辺に点在している。 今日はその山林がどんな状況なのかを見せていただくために、地元で長く区長を務めていた方に案内してもらった。 地主のご当主にも同行いただいたが、いくつかの山林については、「全く知らなかった。」と言うことである。 今日案内していただいた方は85歳だったが、もし彼が亡くなってしまえば所在地がわからなくなってしまう山林が多い。 今のうちに確認をしておかなければ次の代になればなおさらわからなくなる。 恐らく全国的に同じような状況で放置(放棄?)されている森林が多いのだろう。 森林はちゃんと管理すれば半永久的に生産物を収穫し続けられるのにもったいない話だ。 しかもその間CO2も吸収し続けてくれる。 資源の少ない我が国に豊富にあり、しかも持続的に利用可能な森林を活用しない手はない。 しかし、根本的な改善がなされないまま林業は衰退の一途をたどってきた。 この状況を変えるためにどうすればよいのか? 各地で知恵を絞って頑張っている事業体も少なくない。 どんな提案ができるかまだわからないが、この山林の利活用だけでは限界がある。 地域ぐるみで地域の資源全てを活用する方策が必要な気がする
〈小千谷市と柏崎市を結ぶ旧道があった。 多分さらに三国峠を越えて関東につながっていたのだろう。〉
〈峠には当時茶屋があったらしい。〉
〈こんなスギ林の面積が多ければ良いのだが、ほとんどは雑木林であった。〉