2011年4月8日(金)、「孫その2」の入学式にカメラマンを頼まれて熊谷の小学校へついていった。 自宅から小学校までは歩いて1時間近くかかる。 校区の中でも最も遠い地区である。 今日は車で送り迎えだが、来週からは7時に集合して近所の5人が歩いて集団登校となる。 そのうちの4人が孫たち従姉妹同士で、1年、2年、4年、5年生である。 「孫その2」にとっては心強い味方である。
しかし、今日学校に行ってクラスの名前が張り出されている紙を見て、同じ幼稚園の友達と離れ離れになったといってメソメソ泣き出してしまった。 手続きを済ませて教室に入ると机の上に名前が張ってある。 「孫その2」の席は真ん中の一番前であった。 隣の席の女の子は、偶然4年生になった「孫その1」の同級生の妹であるらしい。 そのせいかすぐ仲良くなって元気が出てきた。 また、担任の先生は3月まで「孫その1」の担任だったというのもラッキーだ。
ひとクラスはたった23人であるが、入園式が終わって記念写真を撮る際に、カメラマンの後方から「孫その2」を狙って何枚か撮ったつもりが、またもや全く違う子を一生懸命とっていた。 いやはや、また信用をなくしてしまった。
熊谷はちょうど桜が満開で、小学校の校庭の桜も見ごろになっていた。 そこで、始業式が終わって先に帰っていた姉や従姉妹たちを、ランドセルを持ってもう一度学校に呼び寄せ、4人そろって桜の下で写真を撮った。
普通に入学式が行える。 それは今まで当たり前のことだったが、この大震災で東北では入学式ができないばかりか、入学式を目前に津波に呑み込まれた子供達も多かったに違いない。 地震さえなければ・・・。 今頃普通に入学式が行われていただろう。 今はその学校すらなくなってしまったところが多い。 何と悲惨なことか。 平穏無事に生きることがだんだん難しい世の中になりつつあるような気がする。
〈同じ幼稚園の友達と同じクラスになれなくて思わず涙が・・・〉
〈ピカピカの一年生!〉
〈小さいので一番前の席でちょうど良かった。〉
〈校庭の桜のしたで従姉妹同士全員集合!〉