麓から緑が目立ち始めた周防台
*
*
野の花は何故に美しいのでしょう
人に見てもらう為でも、摘んで飾ってもらう為でもない
後世に子孫を残すため精一杯の努力を限られた
時間と場所の中で生きようとしている。
その大切な一瞬の輝きを慎重に、優しく
カメラに納め、後世に伝えたいと願っています。
すみれ色に染まる目
台上で見られるスミレを尋ねてみました。
*
*
オトメスミレ
タチツボスミレの白花種で距に紫色が残っている。
此方では中々見れないので
出会うと良いこと有りそう--ラッキー ッと叫んでいました。
*
*
今年の勉強会であったスミレ
サンインガタタチツボスミレ | アカネスミレ | ヒゴスミレ |
コタチツボスミレ | カツラギスミレ | コスミレ |
ナガバノタチツボスミレ | フモトスミレ | スミレ |
ニオイタチツボスミレ | アリアケスミレ | オトメスミレ |
フイリシハイスミレ | シハイスミレ | ノジスミレ |
「タチツボスミレ」情報アリでしたが未確認
焼け跡に最初に咲くヒメスミレと教えていただいた種は
「ケヒメスミレ」のようで今年もまた
スミレに悩みます。
今日は15種類以上のスミレを観察する事が出来ました。
*
*
参加者数:27名
熱心に資料やメモを見ながらの勉強会です。
*
*
濃い紅色~アカバナスミレ??かと下見では
色めきましたが
ベニバナカツラギスミレ
ヒゴスミレとエイザンスミレの交雑種
*
*
勉強会当日は、葉が
はっきり「カツラギスミレ」のそれでした。
麓周辺ではカツラギスミレが多く存在しており
後日、調査した結果
カツラギスミレ(ピンク)
モモ色やシロ色も良く見かけます。
スミレたちの世界では何が起こっているのでしょう
*
*
一人の脱落者も出ないで遠くまで良く歩きました。
山で戴く食事の美味しい事
健康の秘訣かも知れませんネ
*
*
ノヤナギ
だ~れも気付かなかったノヤナギ
小さな芽立ちだと想ってましたのに
このように可愛い花をつけているのですね
オキナの咲く方へまわり道
オキナグサ
青空に優しい産毛が揺れています。
背が丸いの、終わりは白髪・・・オキナグサ
**
こんな所にも
名づけて ど根性オキナグサ
岩場の荒れた土地が大好きで根を岩の間の奥深くへ伸ばして
水分補給~頑張ってますよ
*
*
勉強会後記
反対側の山なので今回は行けませんでしたが、
翌日、調査に回ってみました。
サクラスミレ
葉柄が葉身より長く白い毛が目立つ
花弁がサクラの花のように切れ込みがあるのが特徴。
道路工事や山菜採取の人に踏み荒らされ
一時消滅していましたが、通り掛かったときに
下草を払ったり、周りの草木折ったりして気持ち
手入れをしていました所、6株開花を確認することができました。
何とも嬉しい出来事、次からは鎌を準備せねばと(笑)
*
*
次回にはあのスミレ達は何処にというように
姿を消している事でしょう~
一瞬のエフェメラルとの出会いです。
*
*
今年も沢山の参加者を迎え
里山の大切さ、たのしい観察の仕方、マナーを
少しでも
理解していただきたいと想っています。
ご協力ありがとうございました。
*
*
*
*
記録
平尾台自然の郷野草勉強会
森 ふさ恵