平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

好天に恵まれて

2014-04-25 | 野草の観察

春よ来いと叫んでいましたのに、日中は汗の出るほどの暖かさ、
季節の移ろいを敏感に感じ取り、次々と花を咲かせて行きます。

下見では
絶滅が心配されている「ヤマシャクヤク」も無事開花を済ませた様で
一安心 暫くソーッとしておいてあげると良いのにと思いますが何故か一番先に
知らしめたい方が居るようで早々に、ネットで賑わっていました。

今回は木の花から

 

 ヤマトアオダモ 「モクセイ科」

昨年から目を付けて居た木に花が咲いてると連れて行ってくれました。
アオダモにしては地味な花だと調べてみました。


  

ヤマコウバシ「クスノキ科」  エノキ「ニレ科」
良く見ないと分からないような小さな緑色の花が風に揺れて居ました。





チョウジガマズミ    スイカズラ科       
絶滅危惧Ⅱ(VU)    北九州公園指定②・⑤c・⑥

若木の方は初々しい紅色です。



  
カナビキソウ「ビャクダン科」   ヤブタビラコ「キク科」

白くて小さな花に魅かれる人の心とは別に知らずに踏み荒らされる
小さな花です。撮影が終わった後、ゴミを取り除かれた花がポツリ裸に
さらされている。被っていた葉っぱはそっと被せて元に戻してあげましょう。



ドリーネの中で僅かに生き延びてきました。



ジロボウエンゴサク「ケシ科」

絶滅危惧種かと思いましたが指定されていませんでした。






今日の観察会の花から



イブキシモツケ「バラ科」
今期初めての花です。これから山一面に咲いてくる事でしょう。


    
ムベ「アケビ科」  オカオグルマ「キク科」  ホタルカズラ「ムラサキ科」

ムベは雌雄異花ですのでこれは雄花のようです。6枚の萼の内側が
紫紅色の美しいはなです。


撮影:下猶




フデリンドウ「リンドウ科」
足の踏み場の無いくらい遊歩道の彼方此方にさいています
うっかり踏まないように気を付けてくださいね

最近、彼女と山を歩く事が多いのですが、必ずゴミを拾って
大きなボランティア袋をぶら下げて歩いています。頭の下がる思いまです。

撮影:釘宮





クサイチゴ「バラ科」

美味しいイチゴの実るのもすぐですね



オオバタネツケバナ「アブラナ科」
足が痛い、体調が悪いと言いながらも、一生懸命みんなに付いていく姿に
影ながら応援しています。歩けなくなると花にも会えません。ガンバレ


撮影:山中





   ツチグリ    「バラ科」     
 絶滅危惧Ⅱ(VU)

台上では何処ででも見れるのですが絶滅危惧種なのですね。

小さな花をばっちり写しています。

       
タチイヌノフグリ「ゴマノハグサ科」   スイバ「タデ科」  ホウチャクソウ「ユリ科」   
スイバの雄花です。ホウチャクソウも今年初めてみました。

撮影:山崎




小さな花を写させてはこの方の右に出る方はいませんよ



サワハコベ「ナデシコ科」
暗い中でこの小さな蕊をくっきりと写して見せてくれます。



    

キクムグラ「アカネ科」 サギゴケ「ゴマノハグサ科」 ヒメレンゲ「ベンケイソウ科」

先初めのハナムグラ同定が難しい小さな一枚の苞をしっかり
写しだしてくれます。

撮影:桃坂




  

メンバーの大切な方たちが、体調を崩し、また怪我をされお休み
をされています。調査を続ける上でも、無くてはならない
役割を背負ってくれています。心が痛みます。一日も早い回復を
祈っています。今週は5連チャンの台上通いダウンせずに頑張れた共に
通う仲間が居るから出来た事です。<感謝>


次回は5月14日(第2水曜日)
また山姿の変わり様に驚く事でしょう。

9:30分発です。


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平尾台自然の郷野草勉強会

2014-04-09 | 野草の観察

雲ひとつない晴天、どのコースへも行けるのですが、日中21℃の気温
体調を悪くして休んでいた方、数か月ぶりの山歩きの方などの体調を考えて
ゆっくりと涼しい山への登山、この時期しか見れない花のコースを設定しました。
気温が高いと思った以上に疲れます。


下見では



ヤナナシ 「バラ科」

台上に梨の木が2本だと思っていましたが新しい一本を確認うれしい発見でした。


「スミレ科」も、この時期、悩ましい存在です。


                   
ナガバノタチツボスミレ(白花)   ヒゲコスミレ   オトメスミレ    コスミレ  


        

シハイスミレ      ニオイタチツボスミレ      スミレ(釘宮)     アカネスミレ(釘宮) 

ヒゲコスミレは初めてみました。
無毛のはずのコスミレの側弁に毛があるのです。 

またセンター調査では



ナツトウダイ「トウダイグサ科」
山麓で確認する事が出来ました。


      

オニシバリ実       オニシバリ雌花

前回初めてのオニシバリの花を観察 今回は傍で実を付けている
木に遭遇、雌花だと判明安心しました。




 不明のタンポポ
カンサイタンポポが見れると喜んでいたのですが、
行ってみると総苞片の様子、葉の形もカンサイタンポポとは
違うし、⑥会いタンポポほど大きくもない不明のタンポポです。



下見では色んな所へ行ってみました。他の会のも入れると
1習間連続、雨の中が3日 本番では寒い日、風が強い場合を考えて山麓を主体に回ってみました。
本当は膝が痛くて山頂は避けて居たのですが、もしもを考えて最後は山頂へ行って正解でした。




今日の報告です。

岩の側に



モモの花  撮影:松嶋

色味の無い山に鮮やかなピンクが眩しい


地面に目を向けると



 キジムシロ「バラ科」

キジムシロの可愛さが引き立っています。(撮影:山崎)






オキナグサ「キンポウゲ科」

山の上でも咲き始めました。(重藤)





オキナグサ「キンポウゲ科」
岩の上で栄養はあるのだろうか?大丈夫根は凄く深くて岩の下へと
続いているそうです。(撮影:亀嶋)

  





イワシデ 左:雄花 右:雌花 「カバノキ科」
山の岩礫地に見られる(撮影:桃坂)








 センボンヤリ「キク科」

小さな花が地面スレスレに咲いてるので踏まないように
太陽に透かすとピンクが可愛い花です。(撮影:桃坂)





ナガバノモミジイチゴ(バラ科)

山頂でも咲き始めて居ました。(撮影:吉松)





ヤマブキ「バラ科」木
改良され多くの品種が出回る中で
一重のヤマブキの原種だろうか?(撮影:釘宮)






ツクシショウジョウバカマ「ユリ科」

少し遅かったと言いながら綺麗に写していました。(撮影:松嶋)



野に降りてきました。




シロバナタンポポ「キク科」
シロバナタンポポの花後、綿毛で種を鋒んで行きます。(撮影:河田)

 

 




ヒメオドリコソウ「シソ科」

大きな葉の陰から小さな花をのぞかせています。(撮影:重藤)


テントウムシかしら?




カラスノエンドウ「マメ科」

花に虫はつきものですが見慣れない虫です。(撮影:山中)



気温が上がり暑さが増す中、みなさん無事に歩き続けましたね。
ブログへの写真提供もスムーズに私のも見てくださいと
声が上がる様になりました。撮影方法も個性が出て素晴らしい進歩です。





コメント (1)
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