平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

救いの雨の勉強会。

2013-08-23 | 野草の観察


前日のセンターボランティア参加で早めに出動午前5時茶が床で準備中
ふと見上げた英彦山の方面、面白い雲発見早起きは何とやらです。

その後、暑い暑い滴り落ちる汗に、水が不足して買ってきて頂く不祥事。
これだと明日は午前中のみの調査になる覚悟で出向きましたが、
恵みの雨、涼しい、日ごろの行いの所為でしょうか~



下見では「アゼオトギリ」と「ヒナノカンザシ」を探しました。



  

アゼオトギリ  オトギリソウ科 オトギリソウ属
環境省絶滅危惧ⅠB類(EN)
学名:Hypericum oliganthum  Franch. et Sav. 湿生植物  
野原や耕作地のやや湿った所に生え花は黄色。花弁には黒点と明点が入り
径約1cm 茎は株立ちと成り良く枝分かれする。葉には柄が無く多少茎を抱く。


 

マルバヌスビトハギ
和名丸葉盗人萩「マメ科」
学名:Desmodium podocarpum
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は幅の広い卵形で、頂小葉が大きい。
小葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。

大好きな小さな白い花



マキエハギ
マメ科ハギ属 学名 Lespedeza virgata 
落葉小低木。 樹高40~60cm。
名の由来、 まっすぐ伸びた細い花柄が蒔絵の手法を思わせるため だそうです。

  
メドハギ     コヤブタバコ      ツリフネソウ

ツリフネソウ(釣船草、吊舟草)ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草。
学名: Impatiens textori)ムラサキツリフネ(紫釣船)とも呼ばれる
大きく深い花がたくさん咲き距の部分に蜜がたまり、
主にマルハナバチなど大型のハナバチや、ツリアブ類などが好んで集まり、
花粉を媒介する。


    
   ヤハズソウ        ツルマメ      コカモメヅル

ヤハズソウ(矢筈草)マメ科ハギ属の雑草。
学名(Lespedeza striata (Thunb.) Hook. et Arn.)
和名は葉脈が矢筈状に見え、
これを引きちぎると矢筈型に切れることに由来する。

ツルマメ(蔓豆)マメ科ダイズ属のつる植物
学名(Glycine soja)は、ダイズの原種とされる。
茎には下向きの粗い毛がある。

コカモメヅル(小鴎蔓) ガガイモ科 
学名: tylophora floribunda Miq.
花序は蔓や葉の大きさに比べて大きく、腋の葉を越えて長く伸びる。
花は暗紫色で5裂した花冠裂片の上面に目立たない微毛がある。
黄色のずい柱を取り巻いて直立した副花冠は花冠より濃い黒紫色。
花に比べ大きく、面白い種に注目。


花の移り変わりと共に蝶もいろいろ見る事が出来ました。

   
ウラギンシジミ    ツバメシジミ       ルリシジミ        キチョウ 

ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)
チョウ目シジミチョウ科ウラギンシジミ属に分類されるチョウ。

ツバメシジミ=夏型♂(しじみちょう科)

ルリシジミ=(瑠璃小灰蝶)チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科に属する。

キチョウ=チョウ目・シロチョウ科・キチョウ属


 
シオカラトンボ    ムギワラトンボ

シオカラトンボ♂(塩辛蜻蛉)トンボ科シオカラトンボ属
雌:ムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)





キキョウ(桔梗)キキョウ科の多年性草本植物。
学名:Platycodon grandiflorus)絶滅危惧種
早朝出動の目玉は、露が朝日を浴びる姿を観賞するためでもあります。

撮影・編集:森


何時も熱心な方珍しいオトギリソウを
写してきて下さいました。



オトギリソウ??
アゼオトギリ・サワオトギリ・何と言うオトギリソウなのか、
葉が茎を抱いているか、茎は数本叢生、してるのか情報不足です。
不明な花は必ず詳しく撮影して頂きたいのです。
次回行ってみましょう。


 
アオツヅラフジ    フユイチゴ

アオツヅラフジ(青葛藤)ツヅラフジ科のつる性落葉木本。
学名:Cocculus orbiculatusまたはC. trilobus)
雌株は秋に核果を結実し、これがブドウのように青く熟して目立つ。
アオツヅラフジは有毒植物である。

フユイチゴ(冬苺) 科目:バラ科キイチゴ属
学名:Rubus buergeriの常緑匍匐性の小低木。


撮影:釘宮






サイヨウシャジン (細葉沙参) キキョウ科
学名:Adenophora triphylla (Thunb.) A. DC. 
シャジン(沙参)の細葉形という意味で、
シャジンは樺太、北海道から九州まで見られるツリガネニンジンの類を指す。
釣鐘人参の原種とされている。


 

マルバハギ    ヒオウギ

ヒオウギ(檜扇)アヤメ科アヤメ属の多年草
学名:Iris domestica)
分子生物学によるDNA解析の結果からアヤメ属に編入され現在の学名となったそうです。


撮影:山中


はじめて参加された方が気持ち良く撮影したばかりの
写真を提供してくれました。




メハジキ(目弾き)シソ科メハジキ属:越年草
学名:Leonurus sibiricus
別名:益母草(やくもそう)の漢名は、母の益になる薬草という意味があり、
中国では古くから婦人薬として利用されてきたものです。


   
ネコハギ      キンミズヒキ      キセワタ       ヌマトラノオ

ネコハギ「マメ科」
 白色で旗弁の中央下部に紅紫色の斑点が2個ある。
 閉鎖花は1-3個が上部の葉腋につく。節果は広卵形。

キンミズヒキ(金水引)バラ科キンミズヒキ属
学名Agrimonia pilosa var. japonica
雄しべの数が10~13本。2個の雌しべは普通1個のみが成熟する。
萼筒がよく発達し、萼片は5個。萼筒のふちにはカギ状の刺が多数ある。

ヌマトラノオ(沼虎尾)サクラソウ科オカトラノオ属
学名は、Lysimachia fortunei
オカトラノオとヌマトラノオの交配種にイヌヌマトラノオ(花穂)が丸いのがある。
花穂が丸いのが気になりますネ

撮影:重籐



小雨降る中でしたが心地よい風と気温に最高の調査、観察が出来ました。
ラッキーでした花工房へ帰り暫くすると豪雨。

観察中の約束ごと
次の班が来る前に早めに移動、散策路から踏み込まない。
守れてない方が数人、一人でも守れて無いと大事なものは教えて
上げられません。一人の為みなさんが迷惑します。
何も無いようなササ藪にも大切な花が密かに息づいています。
踏み込みは、踏み荒らしと同じです注意して
観察することを心がけましょう。


まだまだ残暑きびしいと思います
負けずに頑張りましょうお疲れさまでした。


次回は9/11日(水曜日)です。
ご病気で欠席された皆さんが、一日も早く回復されますよう
みんなで待っております。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする