平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

追跡なん~日目かしら

2012-07-16 | 野草の観察

双子の生まれそうな予感どうしても気にかかる

時間を見てはのぞいていましたが7/14日下のほうが割れています。
明日はバッチリと3時に目覚ましをセット

  

7/15日5:05分   7/15日11:03分

駄目ー帰ろうと決めます。この時間まで開かないと希望なし。

翌日は苅田駅10時の約束がある。
悩んだ末遅れるかもとれんらくを入れ再度3時に目覚ましをセットする。



16日5/18分

真っ暗な中今日も無駄足のろのろと
明りの準備カメラを向けると下のほうに小さな亀裂が
大急ぎでビデオ・もう一台のカメラをセットする。


    
16/5:43分        16/6:04分         16/6:26分

アレ・アレと言う間に頭部が出てきます。
真黒い表皮の内側に白い内皮がありさらにゼリー状の幕があります。
ゼリー状の部分を溶かしながら頭部が表れてきます。

6:04分では上の方も亀裂が出始めています。



16/06:53分
双子さんの誕生です。


  
7:13分         8:38分

7/13分ちいさい方のフリルが出始めます
8:38分大きいほうのフリルが見事な姿を見せ始めます。

のびる・伸びる
どんどん伸び始め30cm位まで伸びて行きます
小さな方は途中倒始め成長が止まってしまったようです。





幼菌の期間が長いほど成長がすすむのでしょうか?
今にも倒れそうな双子の貴婦人達です。

長い梅雨と一緒にあつい戦いが終わりました。

 

 

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野草勉強会~前期最後の観察会

2012-07-11 | 野草の観察

 

雨で何度となく出かけて帰るそんな中一日の晴れ間下見へ
キヌガサダケに、夢中で開花を逃がしたのではと
心配しましたが間に合ったようです。


エゾニガクサ「シソ科」
ニガクサにそっくりなのですが全体の毛が多い
藪の中の小さな花で見逃して
しまいそう。

    

シオデ雌花      ホウライタケ     ツマミダケ

ムラサキ、タカサゴソウ、カキランなどが山頂では
咲いていました。



ヒオウギ
今年初めての咲き始めです。

11日早朝の森へキヌガサダケの様子を主人に見て来て頂き、その間に
お弁当を受け取りに志井へ戻る。大急ぎで戻ると開花株はナシとのこと
残念可愛い姿をお見せできなくて、
思い切ってヤマアジサイの観察へお天気も持ちそう・・みなさん雨具
は、バッチリ安心して出発です。

    

スズサイコ
スズサイコは北海道から九州、朝鮮・中国に分布する多年草。
日当たりのよいやや乾いた草地に生育する。花序は茎の先や上部の葉腋から出て
、2~3cmの総花柄があり、集散状にまばらに花をつける。
花冠は黄褐色で裂片は開出し、無毛で長さ5~8mm。副花冠は直立し、
卵形、鈍頭で蕊柱より短い。
花期は7~8月。花は早朝に開き、日が当たると閉じる性質がある

ヤマホトトギス

林緑や明るい林床に生育し、草丈は高さ1mほどになる。茎の毛は下向きに生えている。
やや小型の花を茎の先に散房花序に着ける。花被片の反曲するのが良い特徴である。
ホトトギス属の大部分の種には花被片の下部にオレンジ色の斑紋があるが、
この種の花にはこの斑紋がない。花は2日間咲く。花期は8月中旬から9月中旬である。
主に関東から西の太平洋側に分布する。

マルバハギ

前回に続き沢山の花を付け始めています。

写真:釘宮

 



いよいよヤマアジサイす。
雨がポツリ、ポツリと落ちてきます。



ヤマアジサイ

    


少し急ぎましょう。



アカショウマ「ユキノシタ科」
山地の林下に自生する多年草。名前の由来は、花茎の基部が赤みを帯び、
小葉のつき方が薬草のショウマ(升麻)に似ることから名付けられた。
円錐花序をだし、小さな花を穂状に多数つける。葉は互生し3回3出複葉、
小葉は長卵形で縁には重鋸歯がある。

ドリーネの縁などに生えるので藪に遮られ
見つけにくい植物です。

撮影:松島




オオカモメヅル「ガガイモ科」

花梗も小花柄も花と同様の赤紫に染まり、白い伏した短軟毛が散生する。
ただしこの毛はほとんど目立たない。
小花柄は咲くまでに伸び、開花している花では花径の1.8から2倍程度に伸びて真っ直ぐになっている。
1.2cm程度の小さなはな。


小雨の中かさをさしながらの小さな花の撮影は大変です。

  

ノブドウ「ブドウ科」
落葉つる性木本
日本各地の山地や野原に生える。茎の基部は木質になり、つるは長くのびてジグザグに曲がり、
節はしばしは肥厚する。葉は互生し、直径4~13cmのほぼ円形で、
普通3~5裂する。基部は心形で、鋸歯があり、表面は無毛。裏面は淡緑色。葉に対生して集散花序をだし、
淡緑色で直径約3mmの小さな花を多数開く。花弁は5個で卵状三角形。果実は球形で、
花期は7~8月

撮影:鎌田

  

ムラサキシキブ「クマツヅラ科」
北海道南部から南西諸島に分布し、朝鮮・中国・台湾にも分布する落葉の低木。
ヤブムラサキより、星状毛は少なく、早期に脱落する。
春の時点では、ヤブムラサキと区別しにくいことがあるが、
星状毛が小さく、茎の地肌が見える。
頂芽の部分には、密に星状毛が残る。
 初夏に薄紫の花を付ける。

撮影:鎌田・桃坂




トチバニンジン「ウコギ科」
トチバニンジンは、古くに日本に帰化したもので、
中国の何欽吉(かきんきつ)という人が
薩摩領内で薬草採集しているときに発見したものです。
地上部は、朝鮮ニンジン(御種ニンジンまたは、単にニンジン)によく似ていますが、
地下部が全く異なっていて驚き、
その後に「和人参(わにんじん・日本特産の人参)」として、よく知られるようになりました。

根を採取のためあまり見られなくなりましたが
生息を確認でき良かったです。

撮影:松島





  

イガホウズキ      ダイコンソウ

ダイコンソウ「バラ科」
多年草、北海道~九州の山地や丘陵の林のふちなどに生える。
全体に柔らかな毛が密生し、高さ50~80cmになる。根生葉は羽状複葉、長さ10~20cm。
頂小葉は広卵形でとくに大きく長さ3~6cm。普通3裂し、縁は低い歯牙となる。
側小葉は小型で大小ふぞろい、1~2対で、付属小葉片がまじる。茎葉はほとんど単葉となり、
上部ほど切れ込みが少ない。茎と葉にはあらい毛がある。径1~2cmで黄色の花がまばらに咲く。
花の中心部に柱頭が多数ある。花柱には関節があり、花のあと花柱の先は柱頭が残り、
関節の部分で強くS字状に曲がる。


これもこんき初めてです。




アキノタムラソウ「シソ科」
多年草本州~九州の山野の道ばたなどに生える
葉は対生し、3~7個の小葉からなる奇数羽状複葉。下部の葉には長い柄がある。
茎の上部に長さ10~25cmの花穂をだし、長さ1~1.3cmの青紫色の唇形花を数段輪生する。
花冠の外側には白い毛が多い。花期は7~11月

撮影:釘宮

山肌に出る頃から雨足が激しく前方確認が出来ないほどでした。

1班桃坂班は
きっちりと
最後まで離れずきれいに行動されていましたが
後はバラバラ~この様な時ほど人数確認が大切です。

日ごろ班別行動をしている事を生かして
行動してほしかったです。

何はともあれ怪我人もなく無事帰る事が
出来ました事感謝します。

次回はお休み
8月8日(第2水曜日)
9:30分自然の郷発ですお間違いのない様お願いします。

 








 

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追跡9日目

2012-07-08 | 野草の観察

4:40分到着ライトの明かりを頼りに山へ入る準備を藪蚊対策、マムクン対策
今日も無駄足かな・・ブツブツ

出発すると前方に車、M氏にしては車が小さいと
思い通り過ぎるとやはりM氏だったらしく追いかけてくる。
暗い山道は人が多いほどうれしい。

息を切らせながらライトを当てる
薄明かりの中ほんのりと丸い幼菌
ワァーまだ立ち上がって無い。

あわてて真っ暗な中でカメラの準備オロオロ
最初の記念の一枚を



5:00

苦労が報いられる瞬間です。
一寸出ベソのようです
暗いので分からなかったのですが
アップにしてみると粘液を出しています。
この頃はあまり匂いがしません。

動かないね、どうしたのかしら
MMさんも到着


表面が破れて出てくると思いこんでるので
動作が無い事に不安を感じます。




5:33分
全く昨日とおなじに見えたのですが、
画像をアップにしてみると先端ではすでに活動が始まっていました。

見てるのに破けたり剥げたりする様子が無い。
先端を液体で溶かしながらだと思うのです頭部が出てきました。




5:43分
音沙汰なしと言うのはこの様な事でしょうか?
フーッと気付くと頭になっていました。


これまで来ると後はズンズンと言う感じで目に見えて成長を始めます。

見た目にはほとんど動きが無いと
安心していましたのにあわててシャッターを切ります。




6:46分
頭部が全部出てきました。約1時間です。


勉強会のSさんからTEL~行かれてるのでしょう
何処にいます。
急いでお出でよー今からショウーが始まるよ

暫くすると勉強会のHさんからTEL
まだおうち大丈夫よ~本当にゆっくり間に合いました。




9:42分
そして全て広がってしまったのは
約2時間後でした この前後から臭いにおいを発し
貴婦人のお誕生です。

この方はドラマチックなレースの展開を見せないで
静かに開いて行きました。

レースが重いのか途中何度も倒れそうになり
ヒヤヒヤの撮影でした。

キヌガサダケにも個性があるのですね本当に楽しい観察でした。
長い間楽しませていただき感謝です。

後、もう一日頑張りたいなぁ・・・

今日のご褒美は要りませんと言いたいのですが
サルナシの実とカラタチバナの開花を
見ることが出来ました。

写真はライトのLEライト、昼光色などの明かりにより
発色が異なっています。




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追跡8日目

2012-07-07 | 野草の観察

今日はお休みと決めて帰りました。
下見が仕事がありましたので台上へ午後からお天気の予想に
出かけてきましたのに思わしくありません
山頂を眺めながら周囲を歩き最後には彼の貴婦人さんの
様子を見てきました。

  

3個の玉子さんたちの様子です。
明日はどなたが・・・まだ早いかな??





今日のごほうびは



シロザキナガミヒナゲシ

初めてみましたラッキーでした。

明日は早朝から観察へ


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追跡7日目

2012-07-06 | 野草の観察

3時起き3時半発現地4:30分着
あたりは真っ暗ヘッドライト、蚊取り線香は必需品

増水した道は小さな川状態ライトの明かりを
頼りに真っ暗な林道へ胸躍らせながら今日こそは進む



4:56分 とりあえず一枚
ライトの中にかすかに見えるのは
キヌガサダケの頭・・・・もう頭を出しています。ガッカリ
マイマイがお食事中だったので一寸傷になっています。
M氏も到着





5:37分

一寸見てるだけでは分かりにくいのですが
どんどん成長しています。

一番遠いMM氏到着



6:33分

頭部の下から白いレースの一部が見え始めました。
今回のは今までの中で一番大きいようです。
まだライトが必要です。




7:18分
大分レースが出てきました。
個体によってレースの出方が違うのが分かります。

Kさんが到着
起きれなかったと




7:26分
時折、日が差し込み明るさの中で可愛い形が
一段と輝きを見せてくれます。


I夫妻よりTEL
近くまで来たので場所を
教えてと連絡あり




8:05分
レースには絞りがありその位置によって
開き方が変わるようです。


I夫妻早くお出でよー



8:10分
全て開き終わり重さの所為なのか傾きが
酷く倒れるのではと心配しながらの観察でした。


明るい竹藪からの日差しに輝いています。
虫さんたちごめんね

ひとりぼっちにして置いて帰るのが
可愛そうと思えるくらい
キヌガサダケさんと一つになった数時間でした。
素敵な時間をありがとう


あと、2か所を観察、明日は
開花ナシと判断久しぶりのお休みと
しました。さすがに疲れ満杯です。





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追跡6日目

2012-07-05 | 野草の観察

山へ向かう途中暗い中で稲光が何度となく光る
到着5:00強烈な稲光と雨ヘッドライトが無いアアア
何と前日の帽子に着いたまま・・
バタバタしながら現地へ

AM5:22分カメラを設置まずは一枚

今にも飛び出しそうなんです
ヤッターこれはバッチリと今回は1個に集中




AM6:34分1時間経っても変化なし
違う場所で待機中のMMさんへTELやはりそちらも変化なし

M氏よりTEL今から行くけど様子はと言うので
一応そちらへ移動することに




AM7:05分移動先の様子
2時間も粘ってるけど変わらないというので

別の場所へ4人で移動することにしましたが
そこでの幼菌の様子にも変化なし

今日はこれで終わりにしよう
でも、最後にもう一度確認して帰りましょうと
4人で再度車を駐車場へ入れて歩きます。

なんと其処には駐車場にあった車の主が
例の場所に陣取っていました。




AM8:54分
頭を出しているではありませんか???
Kさんあなたは出るところを見たの
彼女も来た時は頭が出てたそうです。




9:16分
あーフリルが開きだした
時折日がさし明るくなってきました。

MちゃんからTELで今、駐車場というので
撮影場所を譲りながら5人での観察



9:36分目立ち始めたフリルをアップで

話がはずむ中背の高さもいつの間にか伸びてて
三脚を移動したりで、洋服はドロドロ



10:22分
昨日とはまた違った面白い開き方をしながら
少し厚ぼったいスカートを広げて行きました。




11:04分
途中迫りくる甲虫を追いやりながら
完全に開いていきました。
虫さんごめんなさいネ撮影が終わりましたので
ゆっくりおあがりください。

こんなに長い時間をかけて
昼に開くキヌガサダケに驚かされました。

帰りに2番目の場所を確認まだ開いていません
明日も5:00着の約束をして解散でした。

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追跡5日目

2012-07-04 | 野草の観察

昨日は、未明の大雨に出足をくじかれてしまいました。
ですが、M氏が雨が上がったので出てきたとTEL
見回りをしてくれていました。開花なし

本日3時起床ー4時発
今日はきっと見れると確信しながら暗闇をライトをつけて進む
カメラ・2台、ビデオカメラ等を2か所に設置まずは一枚

  
幼菌撮影:AM5:00

あたりを見回すが咲いた後らしきものナシ 幼菌ナシ
M氏から様子を知らせるTELあり・・・開花ナシ
もう一人のM氏も到着の模様
一時間悶々と過ぎて行く6:00までに開花しないと
言うのは今日は開花ナシとみなして移動

進入禁止の場所へ5人で移動

あーー出てる


6:37分
もうここまでスカートを広げています。


  
6:56分    7:10分

少し様子が変中ほどが詰まったように
縮んでいます変な広がり方


大丈夫か、ガンバレ、思わず声援を送りたくなります。
植物の生命力は凄いと感じる瞬間
息をつめて見守ります。




AM7:33分
見事に開き終わりました。

約1時間ですが、私にはほんのちょっとの夢間の様な
出来事に思えました。

最終目的まであと一息
明日も3時起きです。

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追跡3日目

2012-07-02 | 野草の観察

今日で通算5日目早朝観察3日目となる。
誰も来ていないそろそろ疲れが出る頃雨も降ってる。

  

キヌガサダケの幼菌
ジャガイモと言った方が居ましたがまさにその通り

先の部分が膨らんで来たようですが
以前進歩なし午前7時まで変化の無い時は開花なしと
見て良いようです。


3か所回って最後は収穫なし
今日も途中お土産


  

キツネノローソク   ツマミタケ

でしょうか沢山出ていました
本日は検診日大急ぎで病院へも少しゆっくり撮影
したかったです。




ノカンゾウ

今年の一番花に出会うことが出来ました。
これも早起きのご褒美でしょうか?

何時まで続くことでしょう。

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貴婦人の虜に

2012-07-01 | 野草の観察

今日で2日目の山通い
一昨夜観察して以来、昨日は咲くかも
今日は絶対と思いつめての早朝掛けでした。

雨が小降りになるのを待って出かけましたが一昨日と変化なし。
仕方ないと思いま~来たからにはすべて回ろうと
3か所目白いのが見えます。ですが下向きの生えたのか
倒れています。M氏が上手に立ててくれました。



まあこれでも撮影しておきましょうと、撮影していますと

なんとイシガケチョウが飛んで来たではありませんか?

 

   


キヌガサダケはそっちのけで
イシガケチョウに夢中でした。





食事の邪魔をする私たちを
睨みつけてるのでしょうか?怖い目をしています。


数日の4時間睡眠が与えてくれた喜びでした。

hotaru 

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