平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

平尾台野草勉強会=強烈な日差し

2015-07-24 | 野草の観察
7/19日広谷へ下見

開花調査で全員が観察したい植物の有無を確認のため。
ずいぶん探しましたが確認できず。帰路途中TEL別の場所へ確認へ
沢山ありましたがっ開花してなく本番を期待。


ヒナノシャクジョウ「ヒナノシャクジョウ科」
情報不足DD 
林内の湿った落葉の間に生える腐生植物。


    
ゴマノハグサ「ゴマノハグサ科」  チゴザサ雄蕊   チゴザサ雄蕊「イネ科」

  


ムラサキミミカキグサ「タヌキモ科」

食虫植物 準絶滅危惧(NT)
食虫植物の一種で、葉にある粘毛から粘液を分泌して虫を捕獲する。


7/20日
ギンバイソウの咲くドリーネヘ
花を付けているのは二株のみ、内一輪開花
勉強会までには次の開花は難しい。場所も場所なので
天気と皆さんの体調を考えて第2候補としました。


ギンバイソウ「ユキノシタ科」
絶滅危惧IA類
近縁種が中国の湖北省に生育するとのことで、
氷河時代の遺存植物と考えられているようです。


    
オオキツネノカミソリ  ハグロソウ    モッコク
「ヒガンバナ科」  「キツネノゴマ科  「ツバキ科」



当日は曇り予想・・今年はラッキー暑さ知らずと喜んでいましたが
予想に反して出発時にはギラギラ太陽、熱射病注意を呼び掛けて調査開始。

山中さんの写真データより。
足が悪いで歩けないと言いながらピンボケもしないで細目に記録を撮られているのに感心してます。


ヒオウギ「アヤメ科」
橙色の六弁花で花には多数の暗紅点がある
耐寒性多年草です。
開花したばかりでしょうか?雄蕊も雌蕊も立ち上がり
自家受粉してるの様にみえます。


    
ツユクサ    イヌタデ      ムラサキツメクサ

 
    
カワラナデシコ   ダイコンソウ    ムラサキニガナ


    
ホウライカズラ    ハナニガナ    センニンソウ


吉松さんの写真より


クルマバナ「シソ科」


アキノタムラソウ


河田さんの写真より
手首を負傷しまだ鐘板が入っている状態です転ばない様
細心の注意をして参加されています。


ヒナノシャクジョウ「ヒナノシャクジョウ科」
環境省情報不足 DD
開花していました・・注意して注意して写しました。



ヒネノキンチャク「ヒメハギ科」 絶滅危惧ⅠA類(CR)
花は長さ2mmほどで、淡紅紫色で横向きにつく。 
萼片は5個で、側萼片2個は花弁状。 花弁は3個で、
下の花弁は袋状で先が尖る。黄色の竜骨弁の中には
花糸が合着した8個の雄しべが包まれているそうだ。

  
キヌガサダケ  ウバユリ


久しぶりに亀嶋さんの写真を頂きました。


ノヒメユリ「ユリ科」絶滅危惧IB類

    
キカラスウリ    コオニユリ     ツユクサ


釘宮さんの写真より


ヒキヨモギ「ゴマノハグサ科」
絶滅危惧ⅠB類(EN)



桃坂さんの写真より


ダイコンソウ「バラ科」
茎と葉にはあらい毛がある。径1~2cmで黄色の花がまばらに咲く。
花の中心部に柱頭が多数ある。花柱には関節があり、花のあと花柱の先は柱頭が残り、
関節の部分で強くS字状に曲がる。


ヒナノシャクジョウ
最初に調べて撮影されました。
黒い汚れが無いのにご注目。何番目の方から黒い汚点があるのでしょう???


    
クズ  ヒオウギ センニンソウ 



今月の昆虫
   
ヒメアカタテハ   コミスジ    クロヒカゲ


    
シオカラトンボ♀   イシガキチョウ   アケビコノハ


今回は4班に分かれ其々のコースを調査することにしました。
数日来の雨の所為か開花数の少ないようでした。

予報32℃を上回るような蒸し暑さに午後からの観察は早目に切り上げ
冷房の効いた教室でゆっくり写真観察をしました。

猛暑の中、倒れる人もなく流石日頃の鍛錬の結果かとおもいます。

次回はお盆休みを頂き
8月28日(金曜日)からの観察会となります。
お間違いの無いようよろしくお願いいたします。

  

















 



 






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平尾台野草勉強会(雨後の霧の中で)

2015-07-08 | Weblog
7/2日病院が早
く終わったので
台上へ下見の下見へ29曲りの半分位のところで
タシロランが草刈りの後に、ニョッキリ咲いたばかりの様でした。
ラン科の写真は遠慮させていただいています。

7/3日の下見では総勢7名
三年ぶりのヤマアジサイを目指す。
ピンクやブルーのヤマアジサイさき始めたばかり色が出ていない。
トチバニンジン・オオカモメヅル・等確認。当日は無理と判断
帰りにオオバノトンボソウ・ササバラン・コカモメヅルを確認。


オオカモメヅル「ガガイモ科」


  
ウマノミツバ   トチバニンジン(花)


トチバニンジン「ウコギ科」
古くに日本に帰化したもので、
中国の何欽吉(かきんきつ・1642~1658)という人が
薩摩領内で薬草採集しているときに発見したものです。




7/6日資料作りが終わり、空を見上げると意外と明るい。
マイサギソウを確認。エゾニガクサが咲いているころだと
山頂へ ようやく探し当て撮影に入るころから雲行きが怪しくなり
や・ば・いと思いながら急いで撮影、下山を急ぎましたが結構濡れました。


エゾニガクサ

エゾニガクサ「シソ科」
日当たりのよい山地に生え、開出した軟毛が密生する。


7/8日観察会当日
目が覚めると雨音
エーー予報では曇りのはず・・・
傘をさしての観察を覚悟で出かける。
霧と小雨のなか傘を持参して出発。
足の悪い人と健常者のコースを分けて
ササバランコースへ出発

  
オオチドメ   キキョウの開花今年初

オオチドメ「セリ科」
葉より花穂が上に出る

キキョウ「キキョウ科」

万葉集のなかで秋の七草と歌われている「朝貌の花」は本種であると言われている。
絶滅危惧種である。

オオチドメ「セリ科」
葉より花穂が上に出る。

撮影、編集:森



山中さんの写真より


コカモメヅル「ガガイモ科」
オオカモメヅルより花穂が長いのが特徴午前中しか開花しない。


カセンソウ「キク科」


吉松さんの写真より


ノハナショウブ「アヤメ科」

紫色の花には「蜜標(みつひょう)」という黄色い模様がある。
ここに夕日が当たると輝いて見える。
かつて農家の人は田んぼで仕事をしていてその輝きを見たら仕事を終えて夕げの支度。



    
キキョウ「キキョウ科」   霧の景色   オカトラノオ「サクラソウ科」



鶴田(フ)さんの写真より



モウセンゴケ「モウセンゴケ科」
食虫植物
葉の表面の赤い腺毛を毛氈にたとえたようです。



ヤマホトトギス「ユリ科」
茎の上部から枝をだし、さらに枝分かれして広がりその先に花を付ける。



松島さんの写真より


ヌマトラノオ「サクラソウ科」

水湿地に生え、花小さく先は尖る。


山頂は霧
   


(撮影:森)


桃坂さんの写真から


モウセンゴケ(ピンク)
コモウセンゴケかと思いましたが葉を確認していません。確か蕊は黄色だったと思います。


    
マルバハギ  ノブドウ  コマツナギ 

ノブドウ「ブドウ科」
落葉つる性木本淡緑色で直径約3mmの小さな花を多数開く。花弁は5個で卵状三角形。



釘宮さんの写真から


スズサイコ「ガガイモ科」



サイヨウシャジン「キキョウ科」


今月の昆虫
    
ベニシジミ♂  ツマグロヒョウモン♀  ツバメシジミ
撮影:桃坂


    
ベニシジミ♂(森)    ゾウムシ(森)    クロツバメシジミ(松島)


    
ヤマトシリアゲ♀(山中)  フキバッタ幼虫(山中)  ルリチュウレンジ(桃坂)


ご存知の方は教えてください。
今回も沢山の花に出会え良い写真をたくさんいただきました。
カメラから直接頂きますのでそのままの写真ですありがとうございました。

結構、歩きました。下見より5000歩位少な目かな!
雨は、茶が床に付いたころには、上がり霧の中を
墨絵の世界やと喜びながら順調に進みました。昼食も山頂で
下猶親さんの美味しい差し入れを頂き、孝行者は違うネと意気揚々。
迷子も出ず無事郷へ、オヤツのスイカが喉を潤してくれました。

次回は7月24日(金曜日)
夏 真っ盛り体調にご留意の上皆さんの参加をお待ちしています。
森 ふさ恵


   





 





  



























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