平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

5月30日野草勉強会

2014-05-30 | Weblog

猛暑という文字が毎日のようにTVの予報に並ぶ
・・まだ5月一年で一番過ごしやすい季節なのに


下見では、
ムラサキ・ハシナガヤマサギソウ・トキソウ・オカウツボ・ヒメナベワリ・ヒメウラシマソウ・ツレサギソウ・サイハイラン等
貴重な開花を確認する事が出来ました。特に19日のサルナシの花に出会った事でした。


何時も人災に会い花を見る事の出来ない小さな花


ヒメナベワリ「ビャクブ科」
福岡県指定 絶滅危惧Ⅱ(VU)
大切に見守って来ていました、一本が小さいながら花を付けていました。
今年こそは種を踏まれない場所へ移動してあげたいものです。
種に成るまで元気でいられるか心配です。





サルナシ 【マタタビ科】

毎年人家の庭で見ていましたが、山に自生するのは初めてみました。

ヤマトアオダモ・山桜の様子を見てきました。

  
ヤマトアオダモ「モクセイ科」  ヤマザクラ

ヤマトアオダモは赤い種を沢山つけていました。
キズタが絡みついたヤマザクラはキズタが枯れて居るのが確認できました。



今日は5月の開花調査日です
朝から暑い台上ですがそれでも時折涼しい風が吹き抜けて心地よい。


ミヤコグサ「マメ科」
さすがに此処までは外来種の侵入が無い様です。

    
ソクシンラン オカウツボ フナバラソウ

この季節恒例の野草が並びます。
(撮影:山中)



ナワシロイチゴ「バラ科」
ナワシロイチゴは中々花を開いてくれません珍しく開花株が多い日です。


    
ニワセキショウ   ウリノキ  イネ科の植物

咲き初めのウリノキ、イネ科の植物の胞子が綺麗でした。

(撮影:山崎)



バイカウツギ「ユキノシタ科」
山の彼方此方を白く染めて、ウツギの中でも一番豪華な花を見せてくれます。


    
ユキノシタ  イボタノキ  ウグイスカグラの実

小倉側の車道の側面を白く染めて咲いていますユキノシタ
3月沢山の花を付けて居た ウグイスカグラは赤い実を可愛く揺らしています。

(撮影:松嶋)



トベラ「トベラ科」




ヤブヘビイチゴ
三枚のうち一枚が長いヤブヘビイチゴを解りやすく写しています。

(撮影:吉松)



ヒメケフシグロ「ナデシコ科」
北九州公園指定の希少種で台上ではこの場所にのみ僅かに咲いています。
大切にしたい植物です。


    
ヤマムグラ  花アップ   キクムグラ

山地の暗い湿度のある場所に自生するヤマムグラ、
比較的明るい場所を好むキクムグラ咲き方の特徴が良くわかる写真です。

(撮影:桃坂)

今回は蝶も色々見る事が出来ました。


    
ムラサキシジミ     モンキチョウ       ヒメウラナミジャノメ

クララを食樹とするムラサキシジミ卵をうみつけています。
そのうちクララは毛虫の住処と化してしまいます
、裏側を見せるモンキチョウの♂と♀
ヒメウラナミシジミ等、蝶も花に合わせて飛び始めます。

午後からの暑さは厳しくリタイヤする数人を除いてみな元気に調査へ
出かけました。山桜の確認、人家のサルナシ、赤い実のウグイスカグラ、
それぞれのコースでの楽しい発見と、出会い楽しそうに語らう姿が印象的
暑さも、足の痛さも、忘れて花との出会いを喜び、写真を見せ合い喜びを
共に出来る元気な平尾台野草好き仲間です。
お疲れさまでした。熱中症に気を付けてお過ごしください。


次回は6月11日(水曜日)
自然の郷花工房 9:30分発です。


















 

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五月の野草勉強会

2014-05-14 | 野草の観察

五月=さわやかの印象ですが、曇りのち雨予想 初めてのコースを予定していましたが
迷っていると、午後から雨予想だから行きましょうとの判断。 帰りのための車を配置し出発です。

下見では
常例のキンランコースを見てきましたが、あまり開花ナシ
センターボランティアでは、あの厳しい山へ向かいますがエビネの開花もありません。
バイカイカリソウ・オオツクバネが満開でした。


 メギ「メギ科」
刺があるのでトリトマラズの別名がある。


     
ハナイカダ        コメガヤ         ヤマフジ
「ミズキ科」         「イネ科」         「マメ科」



ギンリョウソウ「イチヤクソウ科」

随分前に一度見た事があったのですが、最近はギンリョウソウモドキは
良く見るのですが、この花は久しぶりのであいでした。
ユウレイダケの別命の様に咲いていました。


    
カナクギノキ   ツルコウゾ 
「クスノキ科」    「クワ科」

台上でカナクギノキの花を見るのは初めてでした。




キランソウシロバナ「シソ科」

オウギカズラかと思いましたが間違いなく白花のキランソウでした。

(撮影:森)


本日勉強会のコースから


ヘラオオバコ「オオバコ科」

ヘラ型の葉からヘラオオバコと呼ばれます。
ここ数年多数の繁殖が目立つ外来植物です。




コマユミ「ニシキギ科」



(撮影:河田)


あの洋服にビッシリ着く花が目を覚ましました。



ヤブジラミ「セリ科」

煩わしい種を持つ植物ですが、アップで見ると美しい花です。




ジャケツイバラ「マメ科」
恐ろしい名前 蛇結 蛇もからめ捕る。
その様にうかつに触れると洋服は破れ肌まで傷つけてしまいますご用心。


(撮影:桃坂)




マユミ「ニシキギ科」




ヤマハタザオ「アブラナ科」
小さくて花が咲いているのかよく見ないと分からない。アップにすると
可憐な花姿を見る事が出来ます。





カノコソウ「オミナエシ科」

小さな花が鹿の子絞りに似てるという。 まあるくて可愛い花です。


(撮影:吉松)



今回は虫さんに集中でした。




ノアザミ「キク科」
咲き始めた花に早くも虫。虫の名前は不明です。何方か教えてください。





此方も虫 キリギリスのよう。





ヤマボウシ「ミズキ科」

郷園内のヤマボウシだそうですが下見の山でもチラホラ開花が見られました。


(撮影:渡辺)



苦菜の種類も沢山ありますが




ハナニガナ「キク科」

季節を間違えた花が実に堂々と美しく咲いています。



ヤマジノギク「キク科」
秋の代表的なキク科の植物ですが、綺麗に咲いていましたので、
花にもアルツハイマー症があるのでしょうか?証拠としてアップしました。

撮影:山崎


頑張って初めてのコースへチャレンジを始めたのですが、半分も行かないで雨
昼食の場所も無いところなので早々に切り上げて・・食事しながら花のビデオを観賞後、
それでも沢山の撮影された写真を見て賑いました。


足や膝の痛む方が多く成りました。私もそうなんですが
足の筋肉が衰えて膝や腰に負担が掛かるからだそうです。休まないで筋肉を鍛える
事が大切だそうです。歩けなくなる事の無い様頑張りましょう。



次回勉強会
5/30日(金曜日)です。
お間違いのない様おいで下さい。






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