平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

秋雨に輝くの野花

2011-10-28 | Weblog

昨日まで秋晴れの好天なのに、目が覚めると雨音 エ~ウソと叫びながら
車をはしらせる。
幸い土砂降りでは無い・・・これ位開花調査は大丈夫とみなさん笑顔で出発。




出発すると、すぐヤマジノギクの美しく咲き乱れる姿が何とも心ときめく

ステキな一日になりそうです。


観察ルートでは、
この花を探す事を目差して




さすがにM氏暗くて見つけ難い難題を、しっかりクリア見つけてくれました。
2箇所も、来年が楽しみです。


体調崩して調査には参加出来ず
車で調査中、珍しいと言うのではないのですが、

   

イヌホウズキ 【ナス科】

花は白く軸の先の方に順々に付き1点に集まらない。
葉が広いなどの違いが見られました。

最近ではあまり見られない様になりました。





開花調査が終ったころ少し雨が




お弁当もコの字に座って雨をよけて





まるでニンジンさんの様なすがた



サイヨウシャジン【キキョウ科】

全体に円錐状に花が付き、夏の初めから秋遅くまで花を咲かせています。
この時期が一番美しく感じます。




まるで競い合うように
こんなに沢山咲いてるのは珍しい



シロヨメナ・イナカギク 【キク科】



午前6時の成果





 

 

ウメバチソウ【ユキノシタ科】

一枚の葉は、無柄で茎を抱く。名はウメバチの紋に似てるから。

早朝、日の出を待って蕊に付く夜露の落ちない内に
撮影したそうです。

M氏の撮影~頑張りました。

 


草原ではアキノキリンソウと、ムラサキセンブリの競演



アキノキリンソウ





ムラサキセンブリ【リンドウ科】

花は淡紫色茎が、濃紫色という以外は千振と同じですが、

薬効は無いといわれます。




湿地ではまだ小さな命が



ムラサキミミカキグサ・ホザキノミミカキグサ【タヌキモ科】

葉が細い根の様に変化し、所々に小さな袋(捕虫嚢)を付ける食虫植物。

午前6時のご褒美
撮影:M氏

サツママアザミは姿を消し
一面このアザミへと変っていました。
キセルアザミは消滅したのかと心配していましたが




キセルアザミ【キク科】

頭花は、開花期煙管の雁首のように横を向くのでその名があるが

九州産の物は上を向くことが多い。

そうです此方も今年は咲かないかと
想っていましたが、



アメリカイヌホウズキ

花は淡紫色を帯びる事が多く、軸の先の1点の集まって付く。
外来種だから本当は、消滅して欲しいと想いながら
少しだけ懸命に生きてる様子につい励ましてしまいます。


 

雨の中一輪だけ開花・・と想ったら




リンドウ【リンドウ科】

花は紫色で内面に茶褐色の斑点あり型は筒型で大きく5つに裂け、さらにその間に

小さな裂片がある。

M氏の数日前の作品でした。




雨の日にだけ見せてくれる
野の花の輝きを楽しく観察できました。

参加者 15名

退院したばかり
歩けるかと不安を抱きながらの参加でした

何時もの持病と軽く考えて薬を飲んでいましたが
あまりの苦しさに救急病院へ そのまま入院となり先生方の暗い顔に
あ~もう駄目なのかと、内心涙
一番に勉強会ドウショウ・・手にも鼻にもチュウブの入った状態で物も言えない。

苦しかった想いを、勉強会の皆さんと野の花たちが
優しく迎えてくれました <感謝です>
ご迷惑、ご心配をお掛けし申し訳ありませんでした。


 あと最後の1回になりました。


次回:11月9日(水曜日)
平尾台自然の郷:花工房9:30分発

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初めてのコースへ

2011-10-12 | Weblog

秋晴れのはずなのに、春霞を思わせる すっきりしない空

午前中曇、午後晴れとの予想




久しぶりのIさんご夫妻参加・・・想ったよりお元気そう

少しシャープに精悍にさえ感じる・・よし決めよう

前日、夜遅くまで迷っていたコース設定・・今まで行った事の無いコース

この時期、週にしか行けないと決意、コースに詳しいK氏の先導の下出発








ゴマノハグサ

枯れたように見えるのに小さな枝をだし
花を咲かせています。
この植物が大発生、強い野生を感じます。






登山口に到着

最所の急登を越えれば一安心 一番心配したI氏軽々と登っていく、こちらの方が

喘ぎ、々、着いていく 内心やはり大丈夫だったと嬉しさが込み上げてくる。





今年はススキが少ないのですが
写真では見えてます
きつくて周りを見回す元気が無い。





下では開花前でしたが
山頂では満開



ハバヤマボクチ【キク科】


ボクチは火口の事
山に咲く火口の様な花という意味のようです。

撮影:Kさん




山頂へ付くとパラグライダーの方たちが

鳥のように

   
   

涼しい風が通り過ぎて行きます。
怖いでしょう。勇気が要りますねなんてお話しながら曽根干潟まで、見通せる平野の美しさに感動でした。








パラグライダー広場は綺麗に
草刈されて野焼きの準備は着々と進んでいました。




目ざとく見つけましたよ。





ムラサキセンブリ 【リンドウ科】

茎は直立し、四角形黒紫色なので千振とは見分けやすい。
一輪のみ開花してました。

撮影:Kさん





こんな所に群生していました。
蓬とは様子が違っています。






ノコンギク

そう果に46mmと長い冠毛が有る 茎、縦に線が入る 

葉は互生、ざらついて両面に毛あり。紫色の舌状花間が周辺に有る。

両面に短毛がありざらつく。根出葉を除きほぼ無柄。
総苞片の上部は暗紅紫色を帯びる。

この小さな撮影は:Mさん

やはり野草勉強会ですから、細かな観察姿勢が大切
最近は美しく撮ることばかりに気持ちが
偏ってる感じがし、反省しています。






目的地が見えてきました。
もうお腹が空いてフラフラです。
昼食にしましょう。





この高さと風の中頑張ってる植物達




ヒトツバ「ウラボシ科」
日本名の由来:一つ葉は、葉が単葉で1本1本分立するから付いた名のようです。


撮影:Kさん







ツワブキ【キク科】

やはり早い秋を感じます。岩の間に鮮やかな黄色が覗いています。
映えて眩しいくらいです。





もう一つ此処ならではの植物



カンコノキ「トウダイグサ科」

雌雄異株、夏に葉脇に小さい花柄のある淡緑色の小花数個が集まりつく。
さく果は扁平な球形で9月ごろ熟して裂け黄赤色の10個あまりの種を出す。
名前の意味は不明。平尾台では今のところ此処でのみ見られる。


此処まできたら必ず写しておきたい植物です。




すっかり刈られてしまった登山道は滑りやすく
歩くのに2倍の苦労です。









そんな中にも



ミズタビラコ【ムラサキ科】

5~6月に咲く花なのですが、暗くて小さな水辺を
形成してるこの地ではこの季節まで咲いているようです。

キュウリグサに(タビラコ)似て水辺に生えるから
その様に呼ばれているようです。


撮影:Kさん

KさんMさん何時もご協力ありがとうございます。




今回は勉強会始まって以来はじめての地へ
尾根歩きを完走いたしました。バンザイ
病み上がりお二人は一番の元気で下山
良かったーーー。


暑さ厳しくさすがにヘトヘト皆さまお疲れさまでした。


観察会参加者:22名


次回:10/28日(金曜日)
9:30分
平尾台自然の郷発です。



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