平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

梅雨明け、猛暑の観察会

2014-07-25 | 野草の観察

熱中症が心配されます。氷水、OS1ゼリーなど熱中症予防対策を準備し出発。
台上とは言え暑い。強い日差しが無いのが救いでしょうか?

下見では


キツネノタイマツ(スッポンタケ科)
 穂先に黒く粘った小さな傘がある。ことで同定しました。

何時も気にせず見過ごしている植物


キクバエビヅル「ブドウ科」
台上のエビヅルは葉の形が違う 。
と思い探しているとキクバエビヅルと解りました。
雌雄異株かと思いましたが多数の雄花の中に(針の様な雄花その先の
冠のような花粉は触るとポロリと落ち)雌花を見つけました。


以前は一面ピンクに染めて居たよね~


カワラナデシコ「ナデシコ科」
探さないと見つからないほど貴重な花に成っています。
自然が絶滅して初めて保護、再生を莫大な費用をかけて取りかかる。
何ともおかしな話です。

撮影:森

 

暑さの中本日懸命の開花調査です。
今月は欄の咲く月、下見で確認したササバラン・コクラン・オオバノトンボソウの開花を確認しました。


アップにすると怖いお顔と言われる。


ヒキヨモギ「ゴマノハグサ科」
保護指定:福岡県指定 絶滅危惧1B(EN)


       
メヤブマオウ「イラクサ科」ホウライカヅラ「マチン科」ヤブラン「ユリ科」

メヤブマオウ
葉のギザギザは上部で重複し先は三裂する。

ホウライカヅラ
花弁は深く5裂し先は反り返り、小さいながらかわいい自己主張。

撮影:釘宮
・・・体調が悪く暫く休んでいましたが、頑張って参加でした。
見るのもつらい位ゆっくりの歩きで、最後まで頑張りました。写真まで
シッカリ写していました。<敬服>です。
来週はお休みゆっくり養生されて早く回復されるよう祈っています。




お盆の花、鮮やかな紫に


キキョウ「キキョウ科」
環境省指定:絶滅危惧Ⅱ(VU)
北九州指定;⑥・⑦v

山に秋の走りを知らせています。
雄蕊が倒れると雌蕊が開きます。


      
カナビキソウ「ビャクブ科」コウゾリナ「キク科」  センニンソウ「キンポウゲ科」


そしてお金持ちのこの方そろそろ出稼ぎにお顔を見せていました。


ヒナノキンチャク「「ヒメハギ科」
まだ小さな巾着は付けて居ませんーよ。


撮影:吉松
元気印で一番若い方です。何にでも興味深々。野草好きで、
熱心、どんどん上達しています。楽しみです。





ヒオウギ「アヤメ科」
雄蕊三個は糸状で長葯を持ち、雌蕊を囲んで立つ。
花柱は上部が次第に拡大し、横の傾斜する。下位子房は
楕円形で緑色。最初は全体立ちあがってる。雄蕊が伸びると
雌蕊は倒れてしまいます。雌蕊が受粉すると倒れ、雄蕊が立ち上がり
活動が始まるようです。

     
ダイコンソウ「キク科」 アキノタムラソウ「シソ科」 リュウノヒゲ「ユリ科」 



この花は葉が無いの「歯」が無いとしゃれて付いた名だそうです。



ウバユリ「ユリ科」
正面からは中を見せてくれませんが横からはバッチリ見えますね。
最近のウバさんは根生葉をしっかりつけています。


この花が咲くころ姿を見せるけど止まってくれない蝶です。


コジャノメ


撮影:桃坂
野草を種から育てて居たのでとても詳しく野草の達人です。
カメラも細に入り微にいる凝りようです。展示会などでは一人で
コツコツと最後まできっちり納めて下さり頼りに成る方です。


兎に角暑いこんな日に山へ行くの!と言われた人もいました。
山にいると、野草を見てる事が、楽しいとニコニコ答えての出発でした。

昼食までに3人ダウン日頃元気なのに体調が悪かったのでしょうね
無理をしないで早めに切り上げて頂きました。

さすがの私も帰ると身体が熱い・・アイスノンで冷やして難を逃れました。
みなさんも無事だった様で安心しました。


次回8月は第2(水曜日)はお盆休みです。
第4(金曜日)には大分過ごしやすくなっている事を願っています。

次回8月22日(金曜日)です。
厳しい暑さが続きますご自愛の上元気でおあいしましょう。


 



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台風前の勉強会中止

2014-07-09 | 野草の観察

台風が来ると言う~まさかと思いながら下見へアジサイの様子を・・本番の頃には8分目の開花が望めると安心し

久しぶりに遭遇しました。


イガホウズキ
人の害により数を減らしている種の一つです。



この種は何故か此処でしかみかけません。


オオカモメズル
うす暗く湿り気のあるところを好むようです。


日にちが近付くにつれ台風の進路が、九州より
これでは遠出は危険と思い前々日7日の午後から違う場所の確保に出かける。
ギンバイソウの咲くドリーネへ泥だらけになり下見へ

あのドリーネは白い貴婦人が満開。
虫も少ないので敗れも無い。



キヌガサダケ「スッポンだけ科」


また風も無いので小さなこの花も撮影し易い


ハエドクソウ「ハエドクソウ科」

ギンバイソウも一輪が終わり2輪目が明日は開くだろうと胸をなでおろす。


ですが、残念なことに台風直撃の予報に中止をせざるを得なくなりました。
人命第一台風も何事も無く過ぎ此方は災害も無く過ごせた事に感謝です。
また、災害を受けられたみなさんへお見舞い申し上げます。



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