曇り予想に反し、朝から小雨が降っています。
これ位の雨でしたら開花調査は出来ると出発。
下見では大雨を予想して広谷の開花下調べをしてきました。
他に、もう咲いているのかと、気に成る場所へ
もう終わってるかな・・・
ツキヌキオトギリ 「オトギリソウ科」
環境省 絶滅危惧ⅠB類 ( A程ではないが近い将来における野生での絶滅の危険性の高いもの )
福岡県 1 北九州②⑦
葉の間を突き抜けてるようにみえるのでその名が付いたようです。
今年は見に行く暇が無く見落としてしまったと思っていましたが運よく
残り花でしたが観察出来ました。(撮影:森)
もう一カ所あのキノコの森へ
キニガサダケ幼菌
山麓の地では開花を何度も見ていますが台上ではやはり少し遅い様で
開花後は全くなく幼菌を3個見つけたのですが、開花時期は不明です。(撮影:森)
ベニシジミ夏型 セイヨウノコギリソウ
登山道はヒメジョオンの花盛り 何時の間にこうなってしまったのでしょう。
(撮影:森)
予想に反し可なりの雨、簡易雨具の方も多く午後からは止むと推察
しましたが、午前より強い雨が、でも、全員で広谷へ調査に出かけました。
下見で観察されたキヌガサダケの幼菌
キヌガサダケ幼菌「スッポンダケ科」
な~んとぐんぐん背を伸ばしている最中でした。
後、1時間もするとレースのスカートを広げる事でしょう。(撮影:河田 )
同じころ別のルートの調査班では、
キヌガサダケ
綺麗にスカートを広げていました。他にも数本の開花後もあったそうです。(撮影:桃坂)
ヤマアカガエルでしょうか?
同じ場所では、カエルさんもいたそうです。
(撮影:桃坂)
このコースの他所では、
オニシバリ 「ジンチョウゲ科」
実が赤く成るところに出会った サクランボの実の様だったと
興奮気味に話していました。 (撮影:渡辺)
予想に反し可なりの雨、簡易雨具の方も多かったのですが、午後からは止むと推察
しました。でも、全員で湿原へ調査に出かけました。
スズサイコ「ガガイモ科」
準絶滅危惧種 生息状況の推移からみて、種の存続への
圧迫が強まっている種。
この時間だと閉じてしまっているのですが、雨の所為で
一個のみ開花が残っていました。風雨の中執念の撮影です
(撮影:河田)
ヌカボシソウ「イグサ科」
傍のラン科の花に夢中の人々をよそに、熱心に小さなイグサ科の花と苦戦。(撮影:渡辺)
終わりかけの小さな花ダーレも知らずに通り過ぎてしまう。
アメリカイヌホオズキ「ナス科」
テルミノイヌホオズキに場所を奪われて最近では珍しい外来種に成りつつあります。
(撮影:河田)
湿地では数を減らしつつある花なのですが昨年の山火事のお陰でまた姿を見せ始めました
ヌマトラノオ「サクラソウ科」
スーッとか細く伸びる姿はオカトラノオとは対照的でしとやかな女性の
柳腰を連想させてくれ憧れますネ(撮影:桃坂)
この花も外来種の豪華な花勢におされています。
エボシグサ「マメ科」
1つの花柄に2個の黄色の花をつける。都人の烏帽子に似るらしい。
何とも優雅なよい名前です。
衣服にくっつき取るのに大変です。
ヤブジラミ「セリ科」
くっつくのはこれからの種です。花はセリ科独特の小さな花の集団です。(撮影:河田)
湿原は昨年に比べススキ、ネザサと闘いながら綺麗にさいていました。
ノハナショウブ アヤメ科
福岡県指定 絶滅危惧1B(EN)
!A程ではないが確実にその数を減らしつつある。
野焼きが放置された湿原では原野化が進み花は咲く事が出来なくなる。
国や行政は絶滅して慌てる。膨大な税金を使って再生を試みる。悔しい
限りです。(撮影:河田)
予報に反し一日中雨午後からの方が激しい。
ずぶぬれに成った方もいた様ですが、無事調査を終わりました。大丈夫だったか心配です。
少々の体調の悪い方でも、平尾台の勉強会で、野の花に、緑に、マイナスイオンに、
一層の元気を貰って帰るので・・・平尾台病院と言う名が付いています。
では、次回は7月9日(第2水曜日)です。
どんな花に会えるか楽しみにしておいで下さい。
森 ふさ恵