平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

野草勉強会第1回開花調査

2011-03-25 | 野草の観察



この度は、東北関東震災にあわれ被災されました皆様へ
心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復興を、心より祈っております。

今年は野焼きも通常におわり早い春を、期待していましたが、
震災で苦しまれている方達を、気遣ってるかのように
野草も身をひそめているようです。



ムラサキケマン 「ケシ科」

例年でしたら其処彼処に群れているはずなのに
一輪ひっそりと咲いています。




ユリワサビ 「アブラナ科」
枯れ残った葉の柄の基部がユリ根に似ている。
季節を忘れず
やさしい姿をしなやかに、揺らして谷あいに白く
春の香りを漂わせていました。






フキ 「キク科」

雌雄異株です。
雄株と雌株は、中々一緒の所で見つけることは出来ません。
名の由来は葉柄を折ると沢山の糸を吹き出す事から付いた様です。

金田一さんの説に、用足しの後の、拭きが、
そのまま呼ばれるようになったと言う節もあるようです。


散策路の中に赤い椿の花を
見つけて上を振り仰いで見る



ヤブツバキ 「ツバキ科」

たくさんの椿の木が見えますが、高くて手が届きそうに
ありません
昔から園芸化が進み、改良が加えられて
たくさんに品種がありますが、ヤブツバキをみると
ホッとしますネ




オオチャルメルソウ 「ユキノシタ科」

5枚の花弁は淡黄緑色で、5~9片に羽状に裂ける。
面白い花の一つです。




ヤマネコノメソウ 「ユキノシタ科」

同じところを好む花です きっとそこらあたりに
と、探しますとあたり一面
足の踏み場のないほど開花しています。

他の調査地は、風が強く寒く小雪が舞う寒さで、散々様子
早めに引き上げて
午後からは近くの梅林へ。




ハナイバナ 「ムラサキ科」

葉と葉の間に花が咲くのではないばなと
呼ばれているようです。




ハコベ 「ナデシコ科」

コハコベ・ハコベ(ミドリハコベ)
最近では混生していて見分けにくいそうです。
こうして比べてみると違いがわかるように思えます。




ウグイスカグラ 「スイカズラ科」

全く無毛の花です
山では、ヤブウグイスカグラしか見て無いので
もしかしたらこれがウグイスカグラなのでしょうか?

とても美しいスミレを見掛けました



ノジスミレ 「スミレ科」

葉を良く見るとノジスミレのようです。
とても美しく
崖の下まで降りていく甲斐がありそうですが
残念なことに終わり掛けでした。





最後に此処でしか見れない花、
しっかり花名を調べたことがなかったのですが、



タイワンオガタマノキ 「モクレン科」

オガタマの木の実物を見たことが無かったので
調べてみますとこちらのは花が大きいのです

多分タイワンオガタマでは無いかと思います。
「招霊」オガタマの意といわれ古来神事に用いられてきたようです。

初日開花調査参加者・・・・24名
寒い中をお疲れ様でした。







コメント
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