平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

2009年度3月野草勉強会

2009-03-27 | 野草の観察



今年の野草勉強会が始まる
どんな事にも感動を持って、新鮮な気持ちで
野草の観察・記録を続けて行ける幸せを
感じております。

平尾台を愛する心が、
強く結びついた勉強会一同、また今年の新人さんを迎えて
より一層、自然への感心を深めていただきたいと期待しています。


なんだか花が早い毎年同じことを言いながらも
サクラが3月に満開になるのも珍しい。

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以前は探してたのに




シロバナタンポポ 「キク科」

低地で見られていたものが最近台上でも
繁殖を増やしそこらじゅうで見れるようになっています。

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キジムシロ 「バラ科」

黒く焼け残った台上の土に小さく丸く
ハッとするような黄金色が散らばり、焼け跡に春を告げていく。

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岩陰にこっそりと静かに。



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もう、そろそろ眠りから覚めても良い頃で~す~よ




ヒトリシズカ 「センリョウ科」

義経を逃がす時間を伸ばすため一人静かに舞い続けた
「静御前」
の姿に例えて付いた名前だそうですが

芽立ちの頃は幼子の背伸びに似て微笑ましく
良く寝てたのね~おりこうさ~んと声を掛けたくなります。

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スミレも数を増してきました。




アカネスミレ 「スミレ科」

花色が茜色なのでアカネスミレと名づけられたようです
葉・花柱共に細かい毛で覆われています。

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ウグイスが神楽を舞うという
声が聞こえたような~





ヤマウグイスカグラ 「スイカズラ科」

花や葉に毛が散生するか、しないかで
ヤマウグイスカグラ・ウグイスカグラと分けることが、
あるようです 此処では葉に毛が透けて見えていますので
ヤマウグイスカグラとしました。

鶯が鳴く頃咲くのでこの名があるようですまた
「カグラ」「狩場」の意味で鶯を狩る所に咲く花と言う意味のようです。


今月の開花

 ヒメオドリコソウ  オオイヌノフグリ  ハコベ
 クサイチゴ  ナガバノタチツボスミレ  ナズナ
 キランソウ  ニオイタチツボスミレ  アオキ
 セキショウ  ムラサキサギゴケ  フキ
 カテンソウ  ムラサキケマン  ヤマアイ
 ユリワサビ  チャルメルソウ  コスミレ
 スズシロソウ  ヒメウズ  ノアザミ
 ヤマザクラ  ヨシノザクラ  クサイチゴ
 コショウノキ  ヒメオドリコソウ  


以上の開花が見られてます。
特に茶ガ床のヤマザクラは見事で、その周囲の
ヒメオドリコソウ・ナズナ等が群落をなし裾野に賑わいを添えています。


今年から始まる
「モニ1000里地の調査」を試みてみました。

観察会が終わり郷へ帰る途中山火事のサイレンが
遠回りで見てきました~





天狗岩付近

時間が無くて途中まで行って省略した付近が丸焼け
ゆっくりだったら午後から回ろうとと下見した
付近、オキナグサの小さな蕾がそこかしこに点在していました。

元気に立ち上がってくれると良いのですが、
この時期の山火事は怖いです。

山では「火気厳禁」を知っているのでしょうか
昨日の下見時にも貫山頂で、ご夫婦で仲良く
コンロでラーメンを作ってました。

このような時どの様にすれば良いのか
迷ってしまいます。





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