平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

秋風を感じながらの観察会

2010-09-24 | 野草の観察

前日の雨が秋空を誘ってきたのでしょうか?
綺麗な青空と白い雲、空の高さを感じます。
猛暑と言う言葉がふさわしいこの夏にも、ようやく心地よい秋風が吹き始めました。



ヒマワリ畑

この空に大きなヒマワリの花が歓声をあげてるようです。



今回は開花調査私達のコースで今年初めて
目に飛び込んできた花




ヒメシオン 「キク科」

茎の先で枝分かれしながら
枝分かれしながら、か細い茎に多数の花が大きな塊になって付く


この地で会うのは初めてでした。
何時もは小さな湿地状の所だったのですが


湿地へ調査へ入った班からの
報告です。

 

ニッポンイヌノヒゲ 「ホシクサ科」

花苞も萼も白緑色で、花苞に毛が無く、
花弁の先も無毛と
辞書では成っていますが
花期が遅くこの写真では定かでありません。
次回は花の時期に写して比較してみたいものです。




スイラン 「キク科」

水湿地に生息し外側の総苞片が鋭く尖っているので、此処の

は、全てスイランのようです。


このはなが咲き始めると湿地は秋色に
変って行きます。




トンボ

アカトンボと呼んでいたいた種に似ていますが
小さなトンボです。

今回の収穫





アキニレ ニレ科

葉は互生し長楕円形 縁に鈍い鋸歯があり両面とも葉脈に沿って短毛がある。

花は葯は赤味をおび、雄蕊4個、雌しべは1個で花柱は二列し、柱頭内側白い毛が密生


結構大きな木で
もう平尾台の主の様な顔をして威風堂々
植栽なのか、自生なのか不明ですが人知れず小さな可愛い花を
咲かせています。
木の花に詳しいNさんに
秋楡を教えていただきました。<感謝>




イガホウズキ 「ナス科」

実が棘の有る袋(萼が成長したもの)にぴったりと包まれている。



藪の中に大きなイガホウズキを発見
お尻の方から黄色く熟したホウズキが少し見えています。




蕎麦畑

真っ白い蕎麦の花が満開
平尾台蕎麦が美味しく実っているようです。




ヒメジソ 「シソ科」

イヌコウジュに似ているが、
全体に毛が少なく葉がやや菱形になり荒く大きな鋸歯がある

点などからヒメジソ 
あまりに大きな葉に惑わされてしまいそうで
一時騒然としましたが、ヒメジソと落着。





ヒメアザミ 「キク科」

別名:ヒメヤマアザミ

頭花は細い鐘形で多数付き、横を向かない。

花の様子が優しくミヤコアザミを思わせますが
下葉には鋭い鋸歯がありました。







カラスノゴマ 「シナノキ科」

名前は種が烏の食べるゴマに似てるからだそうで 
次回は種を見てみたくなりますネ


地味な花ですが
興味の有る花です。



クワクサ 「クワ科」
雌雄同株で雌花と雄花は混在する雄花には
4つ深く裂けた額片があり
花弁は無く雄しべは4

雌花には船形の額片があり下部が膨らんで中に円形の子房が1個、
花柱は子房の側方から
出ている。

雄花しか写していませんでした。残念


朝日を浴びて
美しく輝く野辺で


 

 


ヤブマメ 「マメ科」

種子とは別に子葉腋から白色の地下茎を出し、分枝して地下に閉鎖花が出来丸い

豆花を作り中に1個の種子を生じ食べられる

 

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あめにもめげず

2010-09-08 | Weblog

夜中には、降ってなかった雨が目を覚まと・・・

結構な雨量が、フロントガラスを叩いています。山に着くと一面の霧、これでもかと

悪条件が重なって、またぁーと気落ちしそう。





続々と集まる元気な顔・顔・顔、落ち込んではいられない。

山はそうでも下界は、きっと大丈夫と出発する事にしました。





ヒナノキンチャク 「ヒメハギ科」

この暑さでは下見は、早朝より
最所にキンチャクさんの様子を目では見えなかったのですが
小さな朝露がビッシリ、想わぬご褒美でした。



こんな日は素晴らしい世界が待っていてくれるでしょう。





ヤマトシジミ「シジミチョウ科」

オメメバッチリ可愛い蝶さんとも沢山出会いました。











ヤハズソウ 「マメ科」

 

小葉の先を引っ張ると矢筈のように、切れるのでこの名があるようです。

他に良く似た花でマルバヤハズソウがある。


雨粒のキラキラに、みーんな夢中
中々動いてくれません。









ハシカグサ 「アカネ科」


なんでハシカなのと想って
調べて見ましたが、
語源は良く分からないとなっていした。




この様な小さな花を写しては、一番の
M氏の写真です。






小さな花に一生懸命
食事も忘れて居る様で誰も弁当はの声が出ません。





コミカンソウ「トウダイグサ科」

果実をミカンに見立て小さいのでコミカンと付いた名前のようです。

上部の葉腋に雄花、下部の葉腋に雌花が、付きますが、

右側のヒトデのようなのが雌花 
綺麗に開いているのが雄花、右端が実(種子)








オオニシキソウ

最近何処にでも目立つオオニキソウ
この日はこの水滴にもててました。

腺体の付属体が良く発達していて白い花びらの様に見えるのが
オオニシキソウの特徴。



この時期咲いているはずの
ジイソプ・ホドイモの姿が見えません。
場所を移動してみます。






ヤブガラシ 「ブドウ科」
別名:ビンボウカズラ

他の植物の上に茂って山を枯らして家を貧乏にするので

この別名が有るようですよ。

ビンボウカズラの方がユーモアがあって
面白いかも

見た目には、オレンジの濃 淡(花後)と緑の葉という
中々コントラストの綺麗な花です。



もう一つ
もっと小さな花を見つけました。

 

   

 ヒメミカンソウ

 ヒメミカンソウ(花)


ヒメミカンソウ「トウダイグサ科」

葉腋に雄花と雌花が混じって2~4個付く

雌花はヒトデが花の上に乗っているように、
雄花の横に小さく見える。




次も小さな花ですが
ヒメミカンソウよりは写しやすい個体です。




チョウジタデ「アカバナ科」

タデと付くからタデ科かと思っていましたら
アカバナ科だそうです。


花がチョウジの花に似てることによる。

別名:タゴボウで根が牛蒡に似てるから

と、辞書にありました。







スズメノトウガラシ「ゴマノハグサ科」

アゼトウガラシと同じような所に生え、形もそのままで有るが、
雄しべ4のうち下唇側の2本は葯を失い仮雄ズイと
成っているのがスズメノトウガラシ

和名は種子がトウガラシに、似て小さいので
雀のトウガラシと呼ばれるようです。



本日のお目当て



ホドイモ(マメ科)

曲がりくねっているのは竜骨弁で、
中に雄蕊と雌蕊が入る ピンク色の小型の弁が

翼弁で 旗弁には緑の筋がはいる。


昆虫は旗弁から入り曲がりくねった
竜骨弁を通る時花粉を身体中に付けるようです。

面白い写真です
ホドイモの花自身とても面白いのでが
”このブローチステキでしょう”見てみて
と言ってるようで、可愛いですね。

何時も隅っこで、一人ジックリ写真を
写してるKさんの写真から戴きました。


本日観察者=23人時間一杯グルーッと
山麓を回って見ました。


次回勉強会9月24日(金曜日)

9:30分発です。

次回は開花調査
遅れないようお集まり下さい。





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