平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

今年おわりの勉強会

2008-11-12 | 野草の観察

早いもので4月に始まって7ヶ月ビユン~と風のように一年が終ろうとしています。



何処までも青く澄んだ空に白く光るススキが爽やかでした。

暑いくらいの日差しも
カメラに捕らえられてうれしそう~







暖かな日差しを、喜びを、見つめる目が此処にも
ささやかに胞子を風に躍らせています。




光の中に一段と鮮やかさをまして



アカザ種子  アカザ科

撮りかたを変えて




赤く紅葉し始めた葉を捉えて

葉は時に茹でて食する事あり
食べ過ぎると皮膚炎を起こす事があるもよう。<ご用心>




続いてまた赤い実から





アキグミ グミ科

5月ごろ白い花を咲かせていましたが
この時期に実り燻したような赤い実がつく

おいしそう~思わずため息その前にまずは一枚
野の、めぐみを一粒戴いて遠い郷愁を

あの頃は甘いものと言えば野山で見つけていました。
フル~イ


荒れ野を独り占め





オニノゲシ  キク科 

最近あまり見なくなったと想っていましたら 
なん~と耕作を止めた畑に沢山生えています


 

ノボロギク 「キク科」
野に生えるポロギク 頭花は筒状で大きく開花する事は 
無いようですが、種子を飛ばすこの時期に花かと想うような
豪華な綿胞子を付けています。 

                 どちらも人里恋しい植物なのでしょう 



   を尋ねて春から秋まで、色んな思い出が掛けめぐる



ハバヤマボクチ  (キク科)

太陽に向かってキラキラと輝く
まるで山に咲くヒマワリのよう







ウワーースゴイ
皆さんの声が聞こえてきそうな
この素晴らしい自然も今年限りになると思うと
やはり見て置いていただかなくては





凄く広大な土地と目を奪うような光景が広がっていました。

一般の人の目に触れる事無く
気付けば全てこの様に変って行くのでしょうか




リンドウ 「リンドウ科」

足元には可憐なリンドウの青紫が
来年は見れないかもと想うと悲しげに
何かを語りかけてる様に思えます。



まだお元気かしらなんて、想いながら




シロザキムラサキセンブリ 「リンドウ科」 

ムラサキセンブリの亜種と想うのですが
此処まで白いのは初めてでした

スーッと息を呑むほど素晴らしい写真 
生々し程、シロバナの美しさが出ています。








ムラサキセンブリ 「リンドウ科」 

此処ではセンブリは中々見ることは出来ませんでした
薬効が無いと言われるムラサキセンブリが
見事に咲き誇っています。 

何時もボケボケで泣いてたKoさん
本領発揮ですね 

苦労を重ねると良いものが生まれますね





玄界灘

好天に恵まれ
遠く 彦島・藍の島・フタオイなどが見えています。






アカツメグサ

時を選ばない旺盛な帰化植物の繁殖に
心痛める事も多いのですが
この季節の色にしては珍しく、優しさを誘ってくれます。


四季折々の花に囲まれ

 にあって 

 




貫山・大平山
と、山の姿も美しく草原も赤く紅葉しはじめ
勉強会最後の観察会にふさわしい賑わいを見せてくれました。 


一年間ありがとうございました。
少しの間冬休みを頂、春のフキより早く
元気に活動を始めたいと思います。



観察参加者:20名


お気付きの事が在りましたら
ご一報 戴ければ
幸いです。
著作編集:森 ふさ恵

 




 

コメント
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