平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

本日、晴天観測日和

2010-05-28 | 野草の観察

開花調査日 今年は、お天気に恵まれて青空です。
此処の所、毎日台上へ来ています
遅れていた開花が、一斉にようやく台上らしい賑わいを見せてきました。



ナワシロイチゴ 「バラ科」

色鮮やかな花弁から雄蕊が覗いています
満開のときでも、額だけ開いて
花弁は閉じて蕊の覗いた
花を見つけるのは難しい事なのです。


バラ科をもう一題







この時期、其処彼処を白く彩るノイバラですが
花の大きさが違います

アレーと想って拓葉・葉をを写して帰りました。
葉に鋸歯があり拓葉も違っています
ミヤコイバラのようです。






ムラサキ 「ムラサキ科」

名はムラサキ なのに白い花とは・・

根が紫色の染料になるため
今は、絶滅寸前

この地に、僅かに子孫を伝えています
自民の自慢です どうか大切に観察されてくださいね。








ヒメケフシグロ 「ナデシコ科」

ケフシグロに似ていますが
茎や葉
はもちろん額まで短毛を有する
全くの別種だそうです。


咲き始めていました。





トベラ 雌花「トベラ科」

雌雄異株で花は優しい香りがします
根や茎に触ると、凄く臭いニオイがするそうです

名前の由来は扉に掛けて魔よけに
使われたことから付いた名前だそうです。


ゆれる ゆれる小さなカンザシ





野草大好き人には、見逃せない
季節のはなです
撮影は難しいのですが、デジカメだから
何度でもチャレンジできますので
チャレンジしてみてください。
かわいいのです



もしかしてこれ アレ
何時もの言語障害が喜びと共に




ツリバナ 「ニシキギ科」


毎年川の側や山中で写していたのですが
うれしい所で発見と思いきや
後の暗い藪から吹上げてくる風が邪魔し「ゆらゆら」と





スイカズラ 「スイカズラ科」
別名:ニンドウ

白い花や、ややピンクがかった花、時間がたつと
黄色くなるので金銀花とも言われる。


またこの様なところでであいました。





ツルウメモドキ 雄花 「ニシキギ科」
雌雄異株
5本の雄蕊しか確認できないので雄花のようです


秋には綺麗な実をつけるので刈り取られて
見つけるのに苦労しますが雄花でしたら大丈夫かな




木陰の観察道に



サイハイラン 「ラン科」

ヒマラヤから日本を経てカラフト迄分布する

花被片の様子を軍陣を指揮するのに使った采配に
見立てた名前だそうです。

昔、采配はこんなに美しかったのでしょうか・・・


これも花です





イヌビワ 「クワ科」

花のう表面には
小白斑点が散布し、のう中には多数の小さな帯紅色の
小花がある 観察の為に一度中を覗いて
見るのも一計です。


いままで静かだった花たちも
序々花数が増してきました観察用紙裏表
使っても足りないほどです。

シランは開花時の強風に雨で
すっかり痛んでしまい可哀想な状態でした。

本日観察参加者 22名
おつかれさまです
ありがとうございました。


次回勉強会

日時:6月9日(第2水曜日)

集合時間:9:30分

場所:平尾台自然の郷

お元気で次回お会いしましょう。

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少しハードに花観察

2010-05-12 | 野草の観察

前日までの雨もあがり快晴の台上少しハードに歩いてみました。
あちこちに開花し始めた薄紅色



カノコソウ


何処にでもある見慣れた花とつい見過ごして
しまいがちです
この様に見ると美しいです



このはなもその一つです
台上ではいたるところに咲いている




アマドコロ


人知れず可憐な姿で虫さんたちに呼びかけて
います。

ダーレにも知られず隠れるように
咲いていても観察者の目には叶いませんね





コキンバイザサ

開花した下ばかりでしょうか素晴らしく綺麗な
蕊を大きく広げています


イブキシモツケ



面白ところに咲いていたと送っていただいた写真です。

教室に帰り画像の確認をしてて面白い事に気付きました 

   

 満開のはな

 咲き始めのはな拡大

イブキシモツケ

シモツケの花がピンクなのと白いのがあるので、拡大してみますと雄蕊は一成に伸びるのでは無く
固く巻かれた雄蕊が、それぞれ個別に、時間差を持つように伸びているのです
雄蕊の計算されたメカニズムを見た想いです。
胞子を飛ばすと赤くなり全体が紅色を帯びているように見えることが
判明マクロ撮影の妙味を実感。



同じような花ですが
堂々と日の当たる岩場を好むイブキシモツケに対し
日陰を好むのでしょうか

コバノガマズミ

ソーッと日陰にさいています 開花場所の対照が
面白い同時期に咲く花です。




   

 サルトリイバラ(雌花)

 サルトリイバラ(雄花)


サルトリイバラ
逆光のはなを綺麗に捉えてすでに大きな子房を育ててる
雌蕊・雄蕊の姿が良く解かる写真です。


開花していました
岩場の影のフタリシズカさん
   

 フタリシズカ

 フタリシズカ拡大


フタリシズカ

アップにしてみましたがどちらが雄蕊なのでしょう
ご存知の方は教えてくださいね

   

 キビノクロウメモドキ雄花

 キビノクロウメモドキ雌花


キビノクロウメモドキ

探していました雌花の開花に出会うことが出来
何時も山を歩き回り詳しい下調べをしている観察者の日々の努力
のお陰です。



ウシハコベ

繊細な蕊を写しています
何処にでもあるウシハコベも捨てたものでは
有りません



何時も気になってたスミレ

   
スミレ  スミレ横 



色の違い花の大きさから言ってなんだろうと
きっと何かの変種と想っていましたが

ANGELICA

スミレに間違いないという意見を頂
安心するやらガッカリするやら
騒動も一段落。






面白い岩を写され送っていただきました<感謝>


少しハードでしたがやれば出来る
と、自信を持つ事のできた観察会でした。


観察者数  27名

色んな会の観察会下見などで連日の山歩きでした。
アップが遅れましたこと、お詫びいたします。


次回観察会

5月28日(第4金曜日)
平尾台自然の郷
AM9:30分集合

参加連絡をお願いいたします。

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