平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

野草勉強会(暑さ6月並の中で開花調査)

2015-05-22 | Weblog
野草開花調査

暑さを予想して、リーダさんとの下見では、広谷へのコースは下見の際調べてきました。
他のコースは、案外涼しいと予想したのですが中央林道は暑かったようです。

午後からは初めてのコースの探検、腰にコルセットを付けてる身には
凄いハードコース・・何とか無事にたどり着きましたが、ハードの割に
何とも花の少ない所でした。時期が悪かった様です。

下見一回目では。

ヒメウラシマソウ「サトイモ科」
仏炎苞は濃紫色で白条があり、内面にはT字形の白紋がある。
付属体は糸状に長く、15~20㎝で、仏炎苞の外に飛び出る。




2回目の下見では
キュウリグサでもハナイバナでもないなんでしょうと調べてみました。


ノハラムラサキム「ラサキ科ワスレナグサ属」に類似しています。 
ヨーロッパ原産の帰化植物。全体に白色の軟毛がある。
茎は直立、分岐して高さ50cmほどになる。葉は長楕円形で基部はやや細くなり、
互生する。枝先にサソリ形花序をだし、直径2~4mmの淡青色の5深裂した花を穂状につける。
萼にかぎ形に曲がった毛を密生する。花期は5~6月。<撮影:森ふさ恵>






勉強会開花調査でのCコースでの撮影です。


ツクシノイバラ
枝の端に白色または淡紅色の花を散房状につける
葉の様子を詳しく写してないのでタブンツクシノイバラだろうとの判断です。




    
バイカウツギ     イロハモミジ    ヤブヘビイチゴ



<撮影:安松 安子>



Cコースを担当して頂きました。

ヤマキツネノボタン「キンポウゲカ」
下部の茎には上向きの開出毛がある。



   
ムラサキ       マユミ



沢山写されていたようなのですが、今回は少し見せて頂きました。<刷里:亀嶋 顕治>










ムラサキ 「ムラサキ科」 絶滅危惧ⅠB類  北九州国定公園指定植物
草丈が低く日当りの良い二次草原に生育する多年草。
県内では主に草丈が低く日当りの良い二次草原に生育する多年草。



      
コミヤマミズ   ノイバラ    トウバナ





ナガエコナスビ「サクラソウ科」
花柄 6~18mm。のものをエナガコナスビギリギリ1Cm位です。




  
フタリシズカ     ヒメハギ




見逃してしまいそうな小さはなも丁寧に撮影されています。<撮影:山中 明子>









ノアザミ(白花)
林縁コースでは白花が数本見られたそうです。


  
ツルウメモドキ    ヤマカシュウ


<撮影:松島 清香>







本日の昆虫
    
 アゲハモドキ   セセリチョウ   ニホンカワトンボ  
 
<松島>    <松島>      <森>  



    
ダイミョウセセリ    クロヒカゲ
  <森>        <森>

蝶に続いてトンボの姿を見る機会が多くなりました。


最後のキツイ初めてのコースを怪我もなく無事通過お疲れsまでした。
最後の最後に、班ごとに少人数で順番に素早く観察する様にしているのに
最後の3班が付くと誰もいない。1班2班全員で一つの場所へ入っていました。
驚て全員出て頂きました。これではだめだと思い、三班は観察しないまま帰りました。
来期、ベストの化期に朝一番で観察をしましょう。

予定にないコースへ入る時は、一度集まり相談して入る順序を決めて素早く
観察する。今まではそうしていましたのに、とても残念です。

人知れず、知る人ぞ知る花でしたが、センターの花調査で公開して以来
入る人が多くなり、枝が折られたり踏み跡が出来、何時まで持つか心配です。


次回5/28日 写真展の写真を13:00より自然の郷へと移動します。
6月の勉強会は
6/10日(水曜日)自然の郷花工房 9:30分発



























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野草勉強会。強い日差しの中 (4回目)

2015-05-13 | 野草の観察
台風の接近が予想され、強風を心配していました。
快晴と心地良い風の中、ラン科の植物の多い観察会でした。

下見時は、今年こそは、シランに赤く染まる台地を期待していましたが
昨年以上の不作。マラソンのコースに成っている為ではと、気遣われます。


カノコソウの真っ盛り。

下見では
マラソンのコースより少し外れている所のでカノコソウは無事の様でした。



   
ニガキ     アオスゲ



ニガき「ニガキ科」
台上で初めて開花を見ました。

アオスゲ「カヤツリグサ科」
余り気付かずにいましたが今年は特別目につくようです。


<撮影報告:森>



イワガラミ

イワガラミ「ユキノシタ科」
周りの白い花弁に見えるのは額の変化したもの、
その小ささな雄花と雌花を撮影してアップしてみました。


      
タカサゴソウ      イワツクバネウツギ    ヤマハタザオ   フナバラソウ


タカサゴソウ 「キク科」
白花を次々に咲かせ乾燥した礫地を好むようです。


イワツクツクバネウツギ「スイカズラ科」
ツクバネの様な赤い4枚の萼片が特徴です。


フナバラソウ「ガガイモ科」
ガガイモ科特有の大きな実が船の胴体の形に似ている。


小さな精密な写真が得意です。<撮影:桃坂>



ニオイタチツボスミレ

ニオイタチツボスミレ「スミレ科」
この時期のスミレは珍しく強い日差しの中、元気よく咲いていました。


      
ソクシンラン    ジャニンジン   オキナグサ

ジャニンジン「アブラナ科」
林縁や湿地を好み葉柄の付け根には細い耳片の様な托葉がある。

オキナグサ「キンポウゲ科」
名前の様に翁に変身中の白い綿毛が素敵です。


家人の体調が悪い中頑張って参加されています。<撮影:釘宮>




ミヤコグサ

ミヤコグサ「マメ科」
エボシグサともいわれ都人の烏帽子に似ている。



   
ヒメヨツバムグラ   ネザサ



ヒメヨツバムグラ「アカネ科」
ヨツバムグラに似るが一回り小さく、葉は細長い楕円形。

ネザサ「イネ科」
ネザサが蔓延り植生が変わると言われるほど生命力旺盛ですが
花は可愛いです。


機材を小さくして足の悪さをカバーされて撮影<撮影:山中>





フタリシズカ

フタリシズカ「センリョウ科」
山頂付近ではまだ元気に咲いていました。
花穂は2~3がやや離れて対生する。



  
イブキシモツケ  ジャケツイバラ



元気一杯、頼もしい存在です。<撮影:山崎>




コキンバイザサ


コキンバイザサ「ヒガンバナ科」
草地の日当たりのよい処に小さな黄色の花を金杯に
葉を笹に例えたようです。



    
ヤマタツナミソウ  茎の上向きの毛  ニワゼキショウ   ナルコユリ


ヤマタツナミソウ
茎に上向きの毛が密生する。花数は少ない。
上向きの毛の様子を接写してみました。


ニワセキショウ「アヤメ科」
種の小さい種をニワゼキショウ。大きな種をオオニワゼキショウと
区別する。どちらも外来種。


ナルコユリ「ユリ科」
茎に陵が無い 丸い茎で見分けます。


無心にカメラに向かう野草好きさんです。<撮影:吉松>


今回も沢山の花たちに出会いました。
今年も山頂に一株残っていたキエビネが
心無い方に持ち去られました。ラン科の植物を掲載できないのが残念です。



今回も15名参加 長いコースを観察巡りお疲れ様でした。
新しく参加された若い方達の花名を覚えるのに一生懸命の会話に痛めた腰ついの
痛さも忘れていました。



次回は5/22日(金曜日)開花調査です。
9:30分自然の郷出発です。















  











































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