お寺さんぽ Ver.03

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晴明神社 (京都)

2009年07月30日 | お寺
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は、京都は上京区の超人気スポット「晴明神社」です。

こないだ旅行へ行った際、久々にこちらを訪ねましたが…いやー、相変わらず人が多い。
また、何気に新しいオブジェが増えているんですよ。
さすがに儲けてる神社は違いますねー(笑)

そんな「晴明神社」は「安倍晴明(あべの・せいめい)」を祀っている神社です。
しゃらんとした細身の美男子で、魑魅魍魎を相手にする陰陽師というイメージがやたら強い彼ですが、実際は当然ながら悪鬼などと戦うなーんてことはなく、占いと計算が得意な学者風であったようです。
出世も遅く、歴史に登場する天徳四年(960)は四十歳くらいだったとか。
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要するに「源頼光」と似た後付けで英雄とされた人なんですね。

ピカピカでなーんの風情も感じられない「晴明神社」ですが歴史は古く、寛弘四年(1007)に「一条天皇」が創建。
「もしかしてカレは稲荷神の生まれ変わりじゃないの?」
…と言ったかどうか。
晴明が亡くなったのは寛弘二年(1005)なので、死後に即神格化されたようです。
一条戻橋近くにあった屋敷跡に建てられ、その当時は広大な社領があったのでした。
しかし、多くの神社仏閣と同様にその後は衰退。
「応仁の乱」を始めとした戦乱の被害や「豊臣秀吉」の都市整備によって縮小し、一時は荒れ放題でありました。
幕末後からじわじわと整備され、堀川通に面したのも昭和二十五年(1950)のこと。
…だから二段構えみたいになっているんでしょうかね。


境内には小さい一条戻橋と式神石像。
式神はなんだかお婆さんちっく(笑)


そして晴明井、厄除桃。


おお、いました「安倍晴明」公像。
若くはないようですが、なんだか微妙に分かり辛い容姿でした。うまい。


…などがあります。
まぁ、はっきり言って時代の息吹を感じられるようなものではありませんが、色々あって楽しいですね。
(※このまま五百年くらい過ぎれば、雰囲気が出てくるかもしれません)
境内のショップも若い方向けの洗練された綺麗なものでしたよー。


こんなん買ってきました。
かわいいでしょ。


[住所]
 晴明神社 京都市上京区堀川通一条上ル806

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※こんなイメージですよねー。
 しかし、グリム童話で安倍晴明ってのはなんなんだろう。