さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

エナガ

2018-12-15 22:15:58 | 

*2018年12月15日撮影

 今日も雪のちらつく寒い1日でした。
 まだ、積もるほどの雪は降りません。このまま積雪のない年末であってほしいものです。

 今年はエナガの群れに出会うことが多いようです。
 今日はかなり近くで撮影することができました。
 寒いので丸くなっている、かわいいエナガです。





*2018年12月15日撮影

 桜の枝にとまって何か食べています。
 小さな芋虫のような虫かもしれません。
 
 エナガは山の中に住んでいますが、秋冬は平地に降りてきます。
 会津の鶴ヶ城公園にもやってくることがあります。
 エナガはごく小さな小鳥で、ぬいぐるみのような姿が人気です。
 ただ、実物をしっかり観察するのはなかなか難しいようです。





*2018年11月24日撮影

 先月末に撮影したエナガです。
 エナガはとても動きが早く、同じ場所にとまっていることがありません。
 カメラのAFがピントを合わせる一瞬の間に、飛び去ってしまいます。
 なので撮影は難しいのですが、肉眼で観察しようとするのも同様の理由で難しいのです。





*2018年11月24日撮影

 エナガは繁殖期以外は集団で行動します。
 たとえば桜の木などにわーっとやってきて、さかんに飛び回ってから、数分後にはわーっと飛び去っていきます。
 同じ木にたくさんのエナガがさかんに飛び回っているほんの数分間だけ、観察できます。
 運良くごく近くの木に移動したりすれば、引き続き観察可能でうれしくなります。

 エナガを撮影するには、とにかくたくさんシャッターを切ることが肝心だと思っています。
 たくさん撮った中にはちゃんと写っているコマがあったりして、それはうれしいものです。

紅葉のナワシロイチゴ

2018-12-11 22:21:48 | 樹木

*2018年12月11日撮影

 もう雪の季節なのですが、思わぬところに紅葉を見つけたりします。
 これはナワシロイチゴが紅葉しているところです。
 まだ青い葉もあるのでこれからしばらく紅葉を楽しめそうです。
 ナワシロイチゴはつる性の樹木ですが、ほぼ地面に張り付いて這っています。





*2018年12月11日撮影

 夏には真っ赤なイチゴを実らせるナワシロイチゴですが、あまり美味しいとはいえないイチゴです。
 冬になると周りの草などが枯れてしまうので、いまごろの紅葉はよく目立ちます。
 それでも、あまり注目される存在ではありません。





*2018年12月11日撮影

 雪の季節は寒くて、地面に張り付いている植物の葉が、赤いのか枯れているのかなど落ち着いて見る余裕がないのだと思います。
 落ち着いてゆっくり見れば、これがじつに美しいことに気がつきます。
 この世はよくできていて、雪が積もるまでの間の楽しみがこうして用意されているのです。
 

 

初雪

2018-12-10 22:17:39 | 風景

*2018年12月10日撮影

 冬の始まりの頃は天候も不順で、散歩もままなりません。
 しばらくお休みしている間に12月になってしまいました。

 8日土曜日からちらほらと雪が舞いはじめ、きのう9日日曜日は断続的に雪が降りました。
 積雪はごくわずかですが、初雪です。
 今日はみごとに晴れたので、初雪の景色を撮影しようと出かけました。

 とりあえず最初の写真は雪の山です。
 まだ色づいた葉も見える中、雪の風情はいいものです。





*2018年12月10日撮影

 これは石を敷いた道ではなく、会津の鶴ヶ城の天守閣の石垣です。
 雪が少しだけ積もっています。
 この無造作に積んだような石垣の積み方は、野面積み「のづらづみ」と言って戦国時代の石垣の積み方です。
 石をきれいに四角に加工する技術がなかったために、ほぼ自然石のまま積み上げています。
 鶴ヶ城では天守閣の石垣のみがこの積み方で、歴史の古さを語っています。
 野面積みは見かけと違ってきわめて頑丈で耐久性に優れていることが分かっています。





*2018年12月10日撮影

 おなじみのマサキの実に雪が積もって凍っています。
 マサキは鶴ヶ城公園にたくさんありますが、きれいな赤い実はなかなか少ないようです。





*2018年12月10日撮影

 大きな木です。
 もうすっかり葉は落ちてしまいましたが、実が残っています。
 これはキリの木です。雪が少し張り付いて、冬の景色になりました。





*2018年12月10日撮影

 さて最後はよそ様の庭のナナカマドです。
 葉は残り少ないのですが、赤い実と雪の白さが心に沁みます。

 雪の景色を楽しむ心の余裕が、年々減っているような気がしているこの頃です。
 窓のむこう、雪の中に飛び回るスズメの姿を愛でながら、ゆったりと過ごしたいと思っています。