さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

オツネントンボ

2018-04-05 22:12:09 | 昆虫

*2018年4月5日撮影

 暖かくなって、今年は梅も桜も同時期に開花です。

 草むらをよく見ていると、枯枝などにオツネントンボがとまっています。
 この写真のトンボは、翅の生えた虫を食べているようです。
 オツネントンボは成虫で越冬するので「越年」トンボを意味する「オツネントンボ」と呼ばれるそうです。





*2018年4月5日撮影

 よくよく目を凝らして見ないと、枯れ枝とほぼ同色のオツネントンボはなかなか見えてきません。
 この写真のオツネントンボも、見事に枝と一体化しています。

 寒い冬をどうやって過ごすのかと心配もしますが、こうして暖かくなると日向ぼっこに出てくると言われています。





*2018年3月28日撮影

 これは先月末ごろの写真。
 暗いバックなので浮き上がって見えますが、よく枯れ枝と一体化して枝の延長のようです。
 よく見るとやはりなにか食べているようです。
 虫のようです。トンボ類は肉食なのです。
 冬の間は何を食べて過ごしているのでしょうか。

ウメ

2018-04-04 22:21:31 | 樹木

*2018年4月4日撮影

 今日も昼過ぎまでは良い天気で暖かく、鶴ヶ城公園の桜も開花が発表されました。
 朝10時頃、基準木に咲いた花がちらほら見えて、ああ今日は開花だ!と思いました。

 一方梅の花もまだほんの咲き始めですが、今日は恒例の梅の花をごらんください。
 1枚目は、鶴ヶ城公園で毎年一番早く咲く、八重の白い梅です。
 大きな木で、たくさんの花をつけます。





*2018年4月4日撮影

 若い紅梅です。
 まだ咲き始めですが、とても風情があって私の好きな梅です。





*2018年4月4日撮影

 枝垂れ梅です。
 まだほんの小さな木ですが、毎年頑張って咲いてくれます。
 なかなかいい雰囲気です。





*2018年4月3日撮影

 樹木に詳しい人はよく「桜という木はない」と言います。
 植物の種名として「サクラ」は無いのです。
 「ソメイヨシノ」とか「オオシマザクラ」とかの名前が、正式な種名とされています。
 一方、梅については「ウメ」という種名が存在しています。
 その本来の「ウメ」は、どういう花なのか?
 たぶんこの写真のような一重の白い花なのではないかと思っています。
 梅も数百種を数える栽培品種があるので、梅の名前というのも難しいようです。
 あまりこだわらずに花の姿を楽しみたいものです。

 

ビロウドツリアブ

2018-04-03 22:29:52 | 昆虫

*2018年4月3日撮影

 もう4月です。
 会津の鶴ヶ城では、梅が咲き始めました。
 桜はまだですが、もう数日で咲くのではないかというくらい、蕾がふくらんで赤くなっています。

 さて今日は、春も早くから姿を見せるビロウドツリアブです。
 なかなか人気のある昆虫です。
 大豆くらいの姿形に毛がびっしり生えていて、そのモフモフ感が人気の秘密かも。
 長い口吻を突き出しています。





*2018年4月3日撮影

 枯葉の上で一休みのビロウドツリアブ。
 見ているとけっこう一休みが多いようで、そのすきに写真が撮れるというわけです。

 名前の「ビロウド」はもちろんびっしり生えた毛の質感を表しています。
 「ツリアブ」というのは、空中にホバリングしながら花の蜜を吸う一群のアブに名付けられた名前。
 ホバリングする姿が空中に吊り下げられたようだというので「ツリアブ」だそうです。ツリアブ科という分類になります。
 ツリアブ科のビロウドのような毛の「ビロウドツリアブ」というわけです。
 翅の模様が日本刀の刃紋のようで、きりりとして見えるのは私だけでしょうか。





*2018年4月3日撮影

 ビロウドツリアブがアオイスミレの蜜を吸っています。
 体の大きさに比べてかなり大きい口吻は、ふだんは邪魔そうです。しかしこの口吻、蜜を吸うときにはさらに伸びるようです。
 ふだんの生活には支障がない程度に短くしているようなのです。

 空中にホバリングしているので、翅は高速で動いていて影のようにしか写っていません。