さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ホソツヤヒラタアブ

2018-04-20 22:26:34 | 昆虫

*2018年4月20日撮影

 桜の開花以降寒い雨模様の日が続きましたが、昨日からは晴れて気温も急上昇です。
 土日はさらに夏日がやってくるそうな。ちょっと気温の上下が激しすぎます。
 桜はソメイヨシノが散って、遅咲きの八重桜などを待っている状態です。

 さて、地面の上にはハコベやらオオイヌノフグリやらが咲き誇っています。
 そこにミツバチやアブなどが飛んでくるようになりました。
 よくよく見ていると、もっと小さなヒラタアブの仲間や、いろいろなアリなども小さな花を目指してやってきます。

 今日の写真は、小さなホソツヤヒラタアブです。
 ツヤヒラタアブの仲間には数種類の同じようなアブがいて、区別は難しいようです。
 なので、これはホソツヤヒラタアブではないかもしれませんが、とりあえずはホソツヤヒラタアブとしておきます。
 コハコベの花に取り付いているこのアブは腹部がふっくらしているので、雌のようです。





*2018年4月20日撮影

 同じくコハコベに止まっているホソツヤヒラタアブです。
 横から見ると、腹部が膨らんでいるのがよくわかります。
 たぶん、卵をたくさん抱えているではないかと思います。





*2018年4月19日撮影

 これは、昨日撮影したホソツヤヒラタアブです。
 オオイヌノフグリの花で蜜を吸っています。
 これは腹部が膨らんでいないので、雄のようです。
 アブやハエは、雄は両目がくっついていて、雌は両目が離れているとされています。
 なので、このアブは雄で間違いないようです。





*2018年4月19日撮影

 ホソツヤヒラタアブの雄の横から見た写真です。
 もちろん腹部はほっそりしています。名前が「ホソ」なのですから。
 名前の「ツヤ」は、胸部背中がつやつやと輝いていることから名付けられたようです。
 こんな小さなアブの背中など、ツヤがあるかないか、普通は目に入りません。
 それでも真剣に観察した人たちがつけた名前だと思います。

 ついでに「ヒラタアブ」というのは、ハナアブ(花の蜜を主な食料とするアブ)のなかで、平たい体をしているもので「扁虻」と書きます。