さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

リンゴ

2017-05-03 22:25:10 | 樹木

*2017年5月3日撮影

 桜の花は盛りをすぎて、遅咲きの八重桜の時期になっています。
 かわってリンゴやナシなどの果樹の花が咲いています。
 今日は、そのなかでリンゴの花をごらんください。

 今日紹介するのは「緋の衣」という名のリンゴの花です。
 北海道開拓を命じられた旧会津藩士が、現在の余市町の地でリンゴを育てた話は、NHKの朝ドラでもやったのでご存知の方も多いと思います。
 その会津のリンゴ侍が育てた「緋の衣」の苗木が、余市町から会津若松市に寄贈され、その一部が会津運動公園の片隅に植えられました。
 今、花が咲いています。





*2017年5月3日撮影

 思ったよりも大ぶりの花でした。
 花びらの一部分がピンク色になって、とても美しい花です。





*2017年5月3日撮影

 リンゴが珍しかった当時、「緋の衣」はたいへんおいしいと評判だったそうです。
 最近食べた人の話では、「紅玉」のように酸っぱいリンゴだったというのですが、真偽のほどは分かりません。
 花はすばらしいと思います。





*2017年5月3日撮影

 さてこちらは「緋の衣」の結実を助けるための、受粉樹として隣に植えられている「ふじ」リンゴの花です。
 「緋の衣」よりは小ぶりですが、桜よりは大きい花です。
 ほぼ真っ白な花が咲いています。
 リンゴの花としてよく見る花は、こういう感じのような気がします。




コサメビタキ

2017-05-02 22:34:48 | 

*2017年5月2日撮影

 5月になりました。もう5月です。
 
 この春はコサメビタキによく出会います。
 コサメビタキは夏鳥で、繁殖のためにやってきます。
 営巣地へ向かう途中で、会津の鶴ヶ城公園に立ち寄っているのではないかと思います。
 でも、ひょっとしたら、ここで子育てをするのかもしれません。
 分かりませんが、可能性は少しあります。





*2017年5月2日撮影

 コサメビタキはスズメよりも小型の、くりっとした目がかわいい小鳥です。
 とても動きが素早いので、なかなか撮影ができません。

 昭和の初めごろまでは、都市公園でも普通に繁殖していたそうです。
 水面から羽化する飛翔性昆虫をよく食べるため、そういう水の環境が失われるとともに、都市部には来なくなったのだとか。
 そういう意味では、鶴ヶ城にはお堀があって、水生昆虫もたくさんいるので、ひょっとしたらここで子育てができるのかも、とちょっと思います。





*2017年5月2日撮影

 逆光で、露出オーバーにして撮影です。
 目がかわいいという感じが伝わるでしょうか。





*2017年4月21日撮影

 これは先月撮影の、コサメビタキの集団です。
 こんなふうに群れで行動する鳥ではないと思っていたので、すこしびっくりです。
 遠くて小さくしか写っていませんが、コサメビタキが6羽写っています。
 渡りの時は群れで行動するのが普通だと思いますが、そのほかでも状況によっては集団行動をするのかもしれません。