*2015年5月8日撮影
草むらのなかをオレンジ色の小さな虫が飛んでいて、ちょっと目をひきます。
葉にとまったところを撮影したこの虫は、メスアカケバエです。
とまると翅を閉じるので背中が黒く見えますが、飛んでいるときは翅を広げるので、オレンジ色の腹部が見えるわけです。
小さな虫で、大きさは1cmよりはあるけれど2cmまではないというくらいでしょうか。
*2015年4月30日撮影
メスアカケバエという名のとおり雌は背中と腹部が赤いというかオレンジ色をしています。
オスは真っ黒でほかのケバエ類と見分けがつきません。
ケバエというのは毛の生えたハエという意味でしょうが、普通のハエよりはごく細い体をしていて、蚊の親分のような印象の虫です。
これは交尾中のメスアカケバエです。
上にいる赤い腹をしたほうが雌で、下にいる真っ黒が雄です。雄は少し小さいようです。
*2015年5月4日撮影
雄のメスアカケバエが桜の葉にとまっています。
じつはこの桜の木の下を雄のメスアカケバエの集団がぶんぶんと飛び回っていたのです。
春から夏へというこの時期に、蚊よりは大きくて黒くて後脚を長く下げて飛ぶ虫が、木の下や草むらにたくさん飛び回ります。
これがメスアカケバエの雄たちなのです。雌を求めて集団で飛ぶとされています。
雌は一匹でオレンジ色の体が目立ちますが、雄たちは集団でぶんぶんとうるさいことで目立っています。
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