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ひでじいの四季の写真

ヒメスズメバチ

2022-08-04 20:56:38 | 昆虫

*2022年8月2日撮影

 8月になりました。
 晴れれば猛暑、雨が降れば豪雨災害。困った天気です。
 
 アブラゼミやミンミンゼミが元気に鳴いています。
 会津の鶴ヶ城公園では、今年ツクツクボウシが大発生のようです。
 残念ながら声だけで、姿を見ることは叶いません。

 さて、写真はヒメスズメバチです。
 スズメバチの仲間ですが、比較的数が少なくて、なかなか見ることがない蜂です。
 ヤブカラシの花にやってきたヒメスズメバチの姿を撮影できました。





*2022年8月2日撮影

 スズメバチの中で一番大きいのはお馴染みのオオスズメバチです。
 体長3cmから4cmくらい、といっても大したことのない大きさに思えます。
 しかし実際にオオスズメバチに遭遇した時には、思わず恐怖心が浮かびます。
 蜂の大きさとして認識している大きさを遥かに超えた大きさを実感するせいだと思います。

 そのオオスズメバチとほぼ同じ大きさの蜂が、このヒメスズメバチです。
 発見した時には、オオスズメバチか!と一瞬身構えますが、体が黒っぽくてお尻が黒いのを確認すると安心します。
 ヒメスズメバチは、スズメバチの中で最も大人しい、安全な蜂として知られています。





*2022年8月2日撮影

 ヒメスズメバチは、胸や背中が黒く、腹部の縞模様も黒い部分が目立ちます。
 そして、お尻の先が黒いことが、ヒメスズメバチであることの証です。

 ヒメスズメバチの「ヒメ」はもちろん「姫」で、美しい姿形をしているからとされています。





*2022年7月18日撮影

 ヒメスズメバチは、樹洞や土中、建物の隙間などのちょっとした閉鎖空間に、小さな巣を作ります。
 働き蜂の数も少なくて、10匹から50匹程度のようです。

 食料はアシナガバチの幼虫と決まっていて、アシナガバチの巣を襲って幼虫や蛹を奪って持ち帰ります。
 この食料を一番に貰えるのが、自分たちの巣にいるヒメスズメバチの幼虫。
 もちろん働き蜂たちも食べるのですが、働き蜂たちはもうひとつ甘いものも大好きです。
 それで、ヤブカラシの花などにやってくるわけです。

 これは背中側から見たヒメスズメバチの写真です。





*2022年7月18日撮影

 今回の写真はすべてヤブカラシの花の上にいるヒメスズメバチでした。
 体は大きいけれど大人しく、あまり目立たないように暮らしている、ヒメスズメバチ。
 もし見かけたら、刺激しないようにそっと見守ってやりましょう。
 

 






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