*2013年6月3日撮影
キショウブが花盛り。もう終わりかけのところもあって、今紹介しないと時期が過ぎてしまいます。
キショウブはいわば黄色い花菖蒲ですが、ヨーロッパから来た外来種で、水辺に野生化しています。
花菖蒲は園芸種で、人の手でさまざまな種類が作り出され、色とりどりです。
しかし、赤い色素と黄色い色素は日本の花菖蒲は持っていないため、赤い色の花や黄色い色の花は、基本的に存在しなかったのです。
黄色い花菖蒲なんてどこにでもあると思いがちですが、この外来の野生種であるキショウブ以外にはありません。
*2013年5月31日撮影
こんな具合に川のほとりにたくさん固まって咲いています。
アヤメの仲間の話。
アヤメとカキツバタが見分けがたいという話はよく聞きます。ただ、どちらも紫色の花だということが大事です。
花菖蒲は園芸種として日本で作られ、各種多様な花を咲かせます。よく「あやめ園」などと呼ばれる所も、大部分は花菖蒲が植えられています。
花菖蒲の元になったのは、ノハナショウブという野生種。これもやはり紫色の花をつけます。
*2012年6月3日撮影
キショウブの花の迫力を伝える、昨年撮った写真です。
アヤメの仲間で、色とりどりの新参者はアイリスという外来の園芸種。紫はもちろん、白や黄色や青い花もあります。
そのほか、イチハツとかシャガとかもアヤメの仲間。
キショウブはありきたりに見えながらそうではない、独特の存在なのでした。
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