*2017年7月10日撮影
まだ梅雨明けはしていないのに猛暑です。
昨日も今日も気温は35℃を超えました。どうなっているのでしょう。
暑いので、散歩も早朝に切り替えました。早朝でしか見られない生き物の姿を期待しましたが成果はありません。
それで、今日の写真はシオヤアブです。
ムシヒキアブと呼ばれるアブの仲間で、写真のように尻尾の先に白い毛が生えていて、塩を吹いているように見えるので「塩屋虻」なのだそうです。
ただし尻尾の先の白い毛は雄だけです。
顔にも体にも白くはないけれど毛がたくさん生えています。
*2017年7月10日撮影
これはシオヤアブの雌の姿です。
尻尾の先の白い毛はありませんが、顔や体の毛だらけは雄と同じです。
腹部が雄より大きくてずんぐりしています。
ムシヒキアブ類は、昆虫を襲って食べるのでしばしば虫を引きずっている姿を見かけるので「虫引き虻」というのだと思います。
なかでもシオヤアブは最強の戦士ともいえる存在で、スズメバチやオニヤンマなども背後から襲ってひと噛みで神経節を切断して仕留めると言われています。
ごくまれに雌は人を刺して(噛み付いて)血を吸うということがあるようです。
*2017年7月10日撮影
シオヤアブが交尾しています。
こうしてつながったまま、人が近づけば飛び、場所を移動しながら交尾を続けています。
上が雌で、下が雄です。
*2017年7月7日撮影
これは撮影した日が違うので別のカップルだと思いますが、やはり交尾中のシオヤアブです。
左が雄で右が雌です。
アブはどちらかといえば嫌われ者ですが、こういう姿は美しいと思います。
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