*2021年5月28日撮影
晴れることは多いのですが、朝は曇っていることが多いこの頃です。
思いっきり快晴という状態にはなかなかなりません。
鶴ヶ城公園で新しく発見したのは、アメリカフウロという小さな草花です。
雑草です。来来種です。
なので注目すべきことは何もないのですが、よくよく見ればかわいい美しい花です。
*2021年5月25日撮影
フウロソウという野草にはたくさんの種類があって、おなじみのゲンノショウコもフウロソウ科の仲間です。
写真のように、花のあとの実がゲンノショウコによく似ています。
アメリカフウロは、名前の通り北アメリカ原産で、昭和初期に渡来したとされています。
*2021年5月25日撮影
アメリカフウロの特徴は、変わった形をした葉です。
切れ込みの形が独特で、アメリカフウロだけの葉の形だと思います。
*2021年5月25日撮影
アメリカフウロが最初に発見されたのは、昭和8年、京都だそうです。
その後長いあいだアメリカフウロは関東から南にのみ分布するとされてきました。
しかし今は東北地方にも普通に存在しているので、たぶん全国に広がっているのではないでしょうか。
*2021年5月24日撮影
もういちど花のアップです。
フウロソウのフウロとは「風露」と書いて、花や葉の露が風に揺れて美しいという意味だそうです。
よく似ている草花としてオランダフウロやヒメフウロなどがありますが、小さな花と細かな切れ込みのある葉が特徴で、確かに露に濡れる風情は美しいと思います。
なかなかに詩的な命名です。