さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ウイキョウ

2019-07-25 22:05:56 | 草花

*2019年7月25日撮影

 ついに夏がやってきたようです。
 昨日今日と、曇り空ながら気温はぐんぐん上がって、32℃を超えました。
 ミンミンゼミやツクツクボウシも鳴き始めました。
 梅雨明けももうすぐでしょうか。

 今日はウイキョウという花をごらんください。
 ウイキョウというのは、中国名の「茴香」を日本風に読んだ名前です。
 ハーブあるいはスパイスとしては「フェンネル」と呼ばれることが一般的です。





*2019年7月25日撮影

 小さな黄色い花がかたまって咲きますが、一つひとつの花はちょっと変わった形をしています。
 ピュンピュンと突き出しているのは雄しべのようですが、花びらは丸く巻いていて、花そのものがドーナツ型に見えます。





*2019年7月23日撮影

 ウイキョウの花には、アカスジカメムシがくっついていることになっています。
 この写真の花にも数匹取り付いています。

 花が終わると茶色い種ができますが、これが「フェンネルシード」というスパイスで、カレーや魚料理などに使われます。
 また、玉ねぎのような形の鱗茎を玉ねぎ同様に食用にもします。
 薬としても、胃の薬などに利用されているようです。
 大いに有用な植物なのですが、観賞用に庭に植えられることは少ないため、あまり知られてはいません。





*2091年6月21日撮影

 まだ花の咲く前のウイキョウです。
 太い茎と細い葉の対比を見てください。
 なかなか見た目にも面白い植物だと思います。