*2017年7月19日撮影
昨日は雨、今日は晴れ。雨が降れば豪雨になり、日が照れば猛暑になる毎日です。やれやれ。
もう少し穏やかな天候を願いたいものですが、だめでしょうか。
会津の鶴ヶ城公園の片隅の藪の中にヒヨドリバナが咲いています。
ここには毎年今頃に咲くのですが、ヒヨドリバナは本来秋の花なので、季節外れです。
もしかしたらヒヨドリバナではないのかもしれませんが、よくよく見てもヒヨドリバナにしか見えません。
*2017年7月16日撮影
ヒヨドリバナという名前は、ヒヨドリの鳴く頃に咲く花だからという意味だそうです。
「ヒヨドリの鳴く頃」というのは、秋を指す言葉で、ヒヨドリが越冬のために山を降りて里にやってくる頃をいいます。
ところが今ではヒヨドリは平地で繁殖するすべを覚えて、一年中うるさく鳴いています。
ヒヨドリに季節感がなくなったように、ヒヨドリバナも早く咲くように変貌しつつあるのかもしれません。
*2017年7月19日撮影
以前はヒヨドリバナの大きな群落があったのですが、周囲の植物たちに押されて、かなり少なくなってしまいました。
こうしてみると、ようやく生き残っているような感じです。
ぜひ来年もがんばって咲いてほしいものです。