さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ヒヨドリバナ

2017-07-19 22:36:35 | 草花

*2017年7月19日撮影

 昨日は雨、今日は晴れ。雨が降れば豪雨になり、日が照れば猛暑になる毎日です。やれやれ。
 もう少し穏やかな天候を願いたいものですが、だめでしょうか。

 会津の鶴ヶ城公園の片隅の藪の中にヒヨドリバナが咲いています。
 ここには毎年今頃に咲くのですが、ヒヨドリバナは本来秋の花なので、季節外れです。
 もしかしたらヒヨドリバナではないのかもしれませんが、よくよく見てもヒヨドリバナにしか見えません。
 




*2017年7月16日撮影

 ヒヨドリバナという名前は、ヒヨドリの鳴く頃に咲く花だからという意味だそうです。
 「ヒヨドリの鳴く頃」というのは、秋を指す言葉で、ヒヨドリが越冬のために山を降りて里にやってくる頃をいいます。
 ところが今ではヒヨドリは平地で繁殖するすべを覚えて、一年中うるさく鳴いています。
 ヒヨドリに季節感がなくなったように、ヒヨドリバナも早く咲くように変貌しつつあるのかもしれません。





*2017年7月19日撮影

 以前はヒヨドリバナの大きな群落があったのですが、周囲の植物たちに押されて、かなり少なくなってしまいました。
 こうしてみると、ようやく生き残っているような感じです。
 ぜひ来年もがんばって咲いてほしいものです。