*2014年4月27日撮影
まだ背の低い花が多いとはいえ、野の花が咲き虫たちが飛び交うようになってきました。
トンボはまだ目立たないオツネントンボしか見ませんが、蝶はモンシロチョウをはじめ色々な蝶が出始めました。
ミツバチやハナアブもたくさん飛んでいます。
それで今日は、蜂の中で比較的大きくて目立つアシナガバチの写真です。
腹部に二つの黄色い班があるので、「二紋」フタモン脚長蜂です。
*2014年4月27日撮影
蜂は一般的に黄色と黒を取り合わせた色をしていますが、フタモンアシナガバチは体全体が黒くて黄色い模様が効果的な、精悍な印象の蜂です。
一つの巣のアシナガバチの家族はすべて一匹の女王蜂の子供たちで、雌は働き蜂になり、雄は少数で交尾の他は何もしません。
働き蜂や雄蜂が生まれてくるのは夏で、このなかに来年の女王蜂もいるのだそうです。
来年の女王蜂は秋に他の巣の雄蜂と交尾し、おなかの中に卵を蓄えます。
他の蜂は死んでしまうけれど、新しい女王蜂は冬を生き延び、来年の春に自力で巣を作り子供たちを産むのです。
*2014年4月27日撮影
アシナガバチの体は、頭があって、翅がついている胸があって、その後ろが腹部です。
腹部の黄色い筋の間に、楕円形の黄色い点が二つあるのが分かるでしょうか。
これが「二紋」フタモンです。
そうすると時期的に、いま見かけるアシナガバチは巣を作って子供たちを育てようとしている女王蜂ということになります。
ほんとうにそうなのか、もっとよく調べないといけませんね。