故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

身体が慣れてきた

2022-01-21 13:06:33 | よもやま話

絵のタイトルは、「島影に沈む夕日」です。
一日の疲れをとりたい。
酒が美味しい。


広島発 あちこち経由 島に着

疲れがとれるようになりました。
今日のタイトルは、「身体が慣れてきた」です。
島の良い点は、FM放送がクリアーに入ることです。
対岸が広島です。
妻が菓子を焼くと言うので、私は納屋に籠ります。
作業をする時は気にならなかった隙間風がきつい納屋です。
ストーブで暖を取ります。

朝ごはんを食べたら、洗濯物を干して掃除をします。
弱にするのよ。
カーペットに掃除機をかけるとき、カーペットが吸い付きます。
カーペットの上に乗っかっていてと言ったら、教えてもらいました。
なるほど、弱にするとカーペットは吸い付きません。

掃除、料理、洗濯や農業で、妻から多くのことを習っています。
さつま芋を天ぷらで食べるとき、芋の切り方(厚さ)は7mmです。
7mmを目指し、切り始めると「違う」と言われる。
さつま芋など直径が大きいものは、包丁の先をまな板につけて、梃子のように使う。
そして、「また違う」と言われる。
上面と下面の厚さが違う。

我が家の裏の畑を開墾しています。
畑の持ち主の名に「花」の字があり、一面に花が咲いていました。
「我が家の裏の畑」では長すぎると、「花畑」と勝手に名付けました。
防草用のブルーシートを剥がし、自生している花の球根を一か所に集めています。
木の根を掘り、草の根を剥がし、掘った穴の中で燃やしています。
草を刈るだけで、足が吊りました。
石を運ぶだけで、膝が痛くなりました。
背中の張りも、腰のこわばりも、一晩眠ればとれるようになりました。

島の縁を走る県道がくねくねと続きます。
山の中腹を走る農道を年配者や子供が散歩しています。
あるものは猪対策のゴルフクラブを持ち、杖を持って歩いています。
ハイカー(観光客)ではありません。
誰かが、農道の周りの草を刈っています。
巾がわずか2mの段々畑に作物が植えられています。
耕作放棄地も多い。
私達の年代が、夫婦で農作業をしています。
夫婦で食べるには大きい畑です。
いつまで続けられるか分からないけど、楽しそうです。
畑にいる人に挨拶すると、「持って行け」と野菜をくれます。

身体が慣れてくると、気持ちも晴れてきました。
次はこうしようと、開墾を続けられそうです。

2022年1月18日
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一丁上がり

2022-01-19 17:09:28 | よもやま話

絵のタイトルは、「エレガント」です。
いまいちの出来です。
妻がパンを送るから、おばさんの似顔絵を描いてとお願いされました。
この方の似顔絵は、一丁上がりとはいきませんでした。
格闘すること5枚。
それでも不満足です。
時間切れで送ることにしました。
ごめんなさい。


草を刈る 鳥や猫まで 訪ね来る

今日のタイトルは、「一丁上がり」です。

約0.5反の耕作放棄地の開墾をしました。
種が衣服にくっついて仕事にならない。
種を切り落としました。
防草用のブルーシートを剥がして、草の根をおこしました。
石とごみを取り除きました。
畑の周りの草、蔓や雑木を伐り、草や木の根を掘り起こしました。
草や木は、穴を掘り焼きました。
ここまで五日間かかりました。
その間、あちこちの筋肉が吊って眠れませんでした。

道行く人は、興味津々で話しかけてきます。
何を植えるの?
草を刈ってくれて、ありがとう。
皆さん、気かけていらっしゃったのです。
やっと、今日耕しました。
少なくとも数年は耕作放棄されていたものです。
許可をいただき始めました。

篠畑に較べたら、雲泥の差です。
篠畑を畑に戻すのに要した月日は3年でした。
何も植える予定はありません。
葉物野菜、芋類どれを植えても、猪どんにやられます。
もし植えるなら、鉄網柵や電気柵をしなければなりません。

さて、次は上の畑です。
東北で、興味半分に始めた草刈の経験が生きてきました。

2022年1月19日
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酒を飲んだら書かない

2022-01-19 16:41:21 | よもやま話

絵のタイトルは、「奇々快々」です。
妻のおじさんです。
初めてお会いした方です。
お礼に描きました。
喜んでくださいました。


ご機嫌だ 鬼が近づく 妻の顔

酒を飲んだら、筆をとらない。
セーブが効かないから書かないことにしています。
こう思う、血が騒ぐ。
そうなのと冷や水をかける。
こんな自分のはずです。
だから、「酒を飲んだら書かない」(今日のタイトル)

酒を飲む。
少しだけなら、身体を休めるきっかけになります。
飲んだ時は、仕事の話はしない。
噂話もしない。
今や、ひたすら馬鹿話とエロ話です。
これ以上エロ話を続けるなら、出入り禁止と女将さんに言われまれました。
翌日、妻から昨日あったことを告げられ、離縁の覚悟をちらちら。
お義父さんも、お義母さんから一週間口をきいてもらえなかったと聞いてほっとする。

酒は気ちがい水と言われます。
普段抑えている狂気とユーモアが解き放たれます。
京都駅でヨーデルを聞きました。
スイスから出張してきた酔っ払いが集団で歌いました。
肩が当たると判っていても、路地をそのまま歩く。
思いきりぶつけ合い、喧嘩が始まる。

お祭り前の清め酒程度でやめたいものです。
本来、酒は神聖な時にいただくものです。
本日もいただきました。
静かに眠るだけです。

2022年1月15日
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腰が落ち着かない

2022-01-14 14:02:44 | よもやま話

絵のタイトルは、「浜辺の公園」です。
松葉が落ちて寂しげです。
冬はこんなもの。
夏になれば、海水浴客で大賑わいの浜辺です。
それでいいじゃない。


島影に 二歩が散歩 溶けていく

移住して1カ月半が経ちました。
まだまだ様子見という感じです。
満潮になると、海が盛り上がります。
ほーっという感じです。
まだ、違和感があります。
今日のタイトルは、「腰が落ち着かない」です。

東京から東北に行ったのは、6年前でした。
仕事だから一生懸命でした。
ここの生活は、東北に較べて温暖で暮らしやすいはずです。
居場所がないと言うか、ふわふわと過ごしています。
なんでも、どこでも、慣れるのに時間がかかります。

やろうとしていること(実家の片づけ、耕作放棄地の開墾)の先が見えません。
途方もなく時間がかかることです。
暮らしやすいだけでは片付かない。
もつれた糸を一つずつ解きほぐすような感じです。
さらに、時が必要です。
(ここまで、早朝にアップ)

きっと、気軽に訪ねるところがないのでしょう。
古里と言っても、私は浦島太郎です。
今日も実家の庭の剪定をしました。
手つかずの高木にかかりました。
伸び放題でした。
重なる枝を落としました。
近景は低く、遠景は江田島湾が借景となるように遠慮なく切り落としました。
こんな時間の過ごし方が、徐々に染まっていくことにつながるのでしょう。
(少々疲れ気味の午後に投稿)

2022年1月14日

妻が心配しています。
東北では訪ねるところが多かった。
あなたは、きっと寂しいのでしょう。
そう言うものの、私は満足よと笑顔です。
男は、順応性に乏しいのかもしれません。
(筆者)
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生きる

2022-01-13 13:06:53 | よもやま話

まさに落ちんとする「雫」です。
重力に逆らって、表面張力が頑張っている。
真ん丸にはなれないけど、なろうとする姿が美しい。


枯葉落つ 死んでしまえと 誰言える

生きていてもつまらない。
若い頃も今も時々悩まされます。
こうすれば、気分が変わる。
そんなことを力づくで、学んできました。
経験はあっても、力づくができない。
いやいや、まだまだと生きています。

あなたは、疑問を持ちながらも必死で生きています。
食うために働き、生きるために食っている。
人間は二足歩行になって、飛躍的に進化した。
かかとにかかる重みが骨を作り、生命の根源となる物質を身体の隅々まで運んでいる。
生きていてもつまらなくても、太古の昔の人たちが為したことで生きている。
あなただって、どこかの誰かに魅かれ、子孫を残している。
延々と生きて来た。
そして生きる。

今日のタイトルは、またまた「生きる」です。
引っ越しロスと東北ロスで、呆けていました。
妻の「ああしたい」、「これがあったら」に引かれて、とぼとぼと後をついて生きます。
ああ、また面倒なことが始まるな。
結果、外で活動することになります。

外で何かしていると、必ず誰かが話しかけてきます。
暇な人の相手を、同じく暇な人がする。
認知症同士の会話が弾んでいるのと、変わりがない。
違うのは、その後があると言うことくらい。
言葉を発する。
言葉に責任が生ずる。
責任を全うしようかと、何かのアイデアが頭をかすめる。
生きています。

何かをしたら、誰かが引き継ぐ。
面白いからに他ならない。
生きている限り、その連鎖となる。
生きていてもつまらない。
否応なく、生きるしかない。
生きていれば、波長が合う人に出会うこともある。
第六感(特に臭い)で、免疫力の高いカップルが生まれる。
不思議の世界です。
生きていることが、否応なくつながってしまう。
太古の昔の二足歩行を引き継ぐことになる。

世界一入りにくい酒場の門をたたく勇気はどこから来るの。
生きていてもつまらないから、半ばやけくそでたたいてしまう。
すぐに、叩かなければよかったと後悔する。
後悔しながら、面白いことを見つけようとする。
そして、見知らぬ世界が開け友人ができる。

生きていてもつまらないと思う人たちが歴史を作ってきた。
生きていて楽しい人たちは、その場にとどまり焼けこがれ消滅しているでしょう。
生きていてもつまらない。
これこそ、人間の本性です。

2022年1月12日
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