故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

見ものじゃの

2022-07-03 19:02:38 | よもやま話

絵のタイトルは、''Window''です。
ハイキングコースにある小屋から森を見ました。
森を流れる涼風に癒されました。
山歩きを楽しんでおられる方が、下草を刈って道を管理されています。


古(いにしえ)の 棚田になるか 見ものじゃの

今日は、朝7時から地区の清掃日でした。
鎌、剪定鋏、鋸と箒を持参している。
軽トラが出動し、チェーンソーも持参した。
地区の真ん中を流れる川の清掃である。
川岸の草を刈り、川底に生えている草を取り除く。
戦後すぐに、川が氾濫し川の近くに住む百人近くの方が亡くなったとも聞いた。

耕作放棄地から川にかぶさる木々を鋸で伐り、道に張り出した大きな枝を払う。
一人の老人が、チェーンソーで太い枝をものともせず紙を切るがごとく切った。
身軽な方の年齢は88歳。
清掃に参加している人は、誰に断ることもなく、問答無用で伐っている。
この老人は、よその耕作放棄地もどんどん片づけると聞いた。

今日のタイトルは、「見ものじゃの」です。
私が住む谷戸で、耕作放棄地を放置しているのは、90過ぎのご婦人と私だけである。
ご婦人からは、すでに依頼され、草を刈る前からビールをいただいている。
私の畑は、急斜面に張り付くようにある。
草が生える前に畑を訪ねた。
畑中に、大きな穴が掘られていた。30くらい穴があった。
猪が葛の根を掘り返した跡である。
草刈り機を使うと、急斜面を転げ落ちそうです。
マムシがいるとも聞いた。
今や、葛が無数に生えた雑木を覆い隠している。
日を追うごとに、草刈のハードルが高くなってきた。

その畑を何とかしなければならない。
人の畑で忙しいからは言い訳にならない。
老人たちが、「見ものじゃの」と口々に言う。
来週は、少しだけでも刈ろうかな。
怖気づきながら想うのである。

2022年7月3日
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