昭和記念公園で見た椿です。
厚ぼったい葉とこれまた厚い花弁です。
椿の花は潔く「ポトッ」と落ちます。
小さき頃、花をとり下から蜜を吸いました。
ほんのり甘い味がしました。
結果が出てくるのは、いつも数か月後です。
一生懸命やりました。
自分でも忘れていました。
ああ、あれのこと。
しばらくしてから、あなたは頑張りましたね。と褒めてくれます。
うん、何のこと。ああ、そのことね。
どうして、すぐに結果が出てくれないのでしょう。
勝負事は、すぐに結果が出ます。
そして、おけら街道を今日も下を向いて帰ります。
今日のタイトルは、「ほめるのはすぐに、叱るのはあとで」です。
人の評価は、マイナスから言われがちです。
目に付くからです。
マイナスを言っただけで、終わったりします。残念です。
逆にすぐに褒めて、プラス評価だけで終わってしまったら。
人は、自らマイナスに気づきます。
自分から減点するのは、補正が早いようです。
若い子は、大いに褒めてあげましょう。
そうすれば、「僕、今度はおねしょしないようにするね、ママ」となるのでは。
私達は、褒めるのが苦手です。得意になるのが下手です。
大学のチアリーダーのコーチも、バレーボールのナショナルチームのコーチも
初めて日本の中学生のチームを見て、的確に褒めます。
子供は、「これで、良かったんだ」と自信を持ちます。
その自信が芽生えたところで、
ここをこうしたらと弱点を補強するアドバイスをします。
素直に「うん、わかった」となります。
良い点も悪いところも的確に見ています。
それまでのコーチも、プロのコーチも気づいている点は同じようなことです。
順番が違うだけです。
この順番が大事です。
いきなり、「馬鹿野郎」と親方から叱られてきました。
ハンマーで、ヘルメットの上からたたかれました。
「なんね、この点数は」とママは眉をひきつっています。
たたいた後から、言った後から、少し反省します。
人と違わないように教育されてきました。
個性より調和を教え込まれてきました。
軍隊のような、向こう三軒両隣がすべてでした。
生活が変わっても、教えは変わっていなかった。
叱ることから始めると、その子の良さが後回しになります。
マイナスが前提になります。
プラスから入ると、「万引きをするような子じゃないな」と疑問を感じるはずです。
犯人だと決めつけて調べると、犯人に仕立て上げよう、自白させようとなります。
そこが違います。
褒めていたら、自分の普段の評価を信じていたら、
子供は心を開いて、相談をしたはずです。
耳を塞ぎたくなるような、目を泳がせるような毎日の報道です。
若者は気づき始めました。
地方が良いな。
ここ(都会)にいても良いことはないな。
広い景色を堪能できるし、コストが安い。
第一、田舎の人は親切だ。ゆとりがある。安心できる。
競争に疲れた若者は、若者を大事にしてくれる地方に目が向いています。
マネーゲームにも閉塞感がでてきました。
金利を下げて、「やれ使え、それ使え」と煽っています。
その余った金は、さらに儲けようと投資されます。
冨が富を呼ぶ。
美味しい話にも陰りが見え始めました。
お金がだぶついています。
金融工業家がスラム街に投資を始めました。
一ドルでもあれば助かる人たちに投資を始めました。
路上生活者が、仕事に就きました。
稼いだ金で食事をするようになりました。
レストランができました。
閉鎖された工場は、馬鹿みたいな値段で買えました。
アパートを建てました。
路上生活者が住み始めました。アパート代が安いからです。
お願いをして、教育者にも来てもらいました。
教育者は、変わるスラム街に興味を持ち始めました。
スラム街の治安が良くなりました。
お金が本当に必要な人たちに流れ始めた。
これまで吸い寄せられるように、金持ちばかりに流れていました。
ほんの一握りの金持ちは、ドロップしないようにあがいています。
金持ち自ら、自分の首を絞めています。稼いでも使い道がありません。
実態のないものに投資をしているのがマネーゲームです。
バブルがはじけなように用心しながら、
細いパイプで本当に必要な人たちにお金が流れ始めました。
払えないものに、金利の値下げの恩恵は届きません。
借り換えようにも、収入の少ない人には貸し付けてくれません。
どうしろとは言いません。
ちょっとだけ視点を変えましょう。
価値観を見直しましょう。
必要な人に必要なことをしてあげる。
子供は、褒められたい。すぐにそうしましょう。
簡単なことではありませんか。
ひとひらの 椿がポトッと 落ちるまえ
2016年3月10日
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