故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

畑の活用

2024-02-22 13:44:43 | よもやま話
  
絵のタイトルは、熟年夫婦合わせて「まだまだ、これから」です。
頑張ってやあ。


過疎、耕作放棄地、害獣と田舎を取り巻くよくない話が多いように思う。
今日のタイトルは、「畑の活用」です。
90歳超のお姉さん、お兄さんに、「もう、できんけえ」と草刈りを依頼される。

耕作放棄地は雑木伐り、草刈り、いたどり(広島弁でかっぽん)の根(太い一本だけ)を起こす。
案外、これが楽しいのである。
会社勤めのころの人事や客先とのもめごとはない。
何しろ、好きにしてくれてよいと任される。
一日3時間程度の汗をかく運動は心地よいし、酒と夕飯がうまい。

耕作放棄地を昔の畑にするところまでは、何とかできる。
果樹があっても、剪定をすれば元通りになる。
困るのは、なにも植えないで草刈りだけになることが怖い。
かといって、植えるにはいろいろと支障が出てくる。
伐った雑木と刈った草の処理である。
燃やすには、消防署に届けなくてはならないし、山火事が一番怖い。
畑の有効活用が、一番頭を悩ます。
一反の畑を作物で埋め尽くすのに、2年はかかる。
例え、収穫があったとて、食べきれないし、あげる人も見つからない。

考えた末、まず配れる友人を都会に作る。
最初は送られた量に驚くが、夫婦の共同作業ができるようになると、翌年も待つようになる。
雑木は猪よけの柵にする。
伐った雌竹は、暗渠に使う。
湿気が多い田んぼに、暗渠をいけて雑木を蒸し焼きにした活性炭を混ぜる。
池になればわさび田にする。
カワニナも入れて、蛍を繁殖させる。
友人がメダカをくれる。
刈った雑草は、時間をかけて有機肥料にする。

一反の畑には、和風ハーブを植える。
収穫できなくても気にならないし、猪は好まない。
シソ、ワサビ、サンショウ、アシタバ、カキオドシ、クロモジ、
イブキジャコウソウ、カワミドリ、トウキ、エゴマ
と10種類はある。
全部、薬草である。
乾燥させれば、柑橘の皮も肥料になるし、虫よけにもなる。
和風ハーブは、漢方薬になるし、柑橘の乾燥皮も薬草風呂になる。
なにしろ、楽しめることを探すのである。
探すのも楽しいではないか。
私たちは、年金生活者で金持ちではないが、「時間持ち」ですから。

余力があれば、雑木で小屋を作ることができる。
「お休みどころ」と看板を掛けておけば、散歩する人が使うだろう。
 
ただ、面白がることができるか、どうかである。
自衛隊の嫁さんが、畑をやりたいと言っている。
大いに任せたいが、どこまでできるかは本人次第です。

2024年2月22日
コメント
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