
毎日の小さな感動を綴っています。
今日の感動は、スナックえんどうの赤ちゃんの絵です。
ふわふわの葉っぱに包まれて、スナックえんどうの小さい花が出てきました。
朝日を浴びて、たくさん出てきています。下の方の花から順に実になっています。
この辺まで、冒頭文を書き始めるといつも何かが出てきます。
その何かを毎日、少し苦しみながら想いとして残しています。
人間の赤ちゃんも、おくるみに包まれて、初めてご対面です。
最初の子供が生まれる時、難産でした。
隣のベッドが空いていたので、休みながら待っていました。
私はいつしか寝ていました。
18時間かかりました。かみさんは唸っていました。
看護婦さんが、もう産まれますよと声をかけると
かみさんは、すたすたと歩いて行きました。
死ぬかと心配したのが、うそのようでした。
何度も、テレビで出産に立ち会う男の馬鹿面を観ていました。
うろうろ、そわそわ、聞こえてくるであろう声を待っているのでした。
はらはらではなく、ただただ不安でした。
よく分からないことですから。
男は、実感が湧かないというか、頼りないのです。
一回経験すれば、もう慣れたもの。
次の子が産まれそうな時、かみさんは玄関に用意していた布袋を抱えて
ピクニックに行くようにタクシーに乗って出かけました。
少しの時間、長女を担いで山を歩き、産院に向かいました。
はあ、次の子が産まれていました。
だんだん増える家族が、肩にずしり、重みを感じた瞬間です。
何かが生まれる。
私にも、生まれました。
喜びと責任感です。
遠い昔のことを、スナックえんどうのおくるみを見て思い出しました。
朝日の窓 豆が二つ目 顔を出す
2015年4月16日