平成11年まで
1月15日は国民の祝日
「成人の日」
でした。
古くは
小正月といわれ
正月飾りを納める日や
小豆粥を食べて健康を祈る日
でもありました。
ところで
検索エンジンで
“今日は何の日??”
というサイトを閲覧してみました。
すると少し気になる一行がありました。
1969年1月15日に
ソ連の有人宇宙船
“ソユーズ5号”が打ち上げ
というもの。。。。
ソユーズ計画とは
ソビエト連邦によって
1960年代初期から開始された宇宙計画です。
当初の目的は
有人による月面着陸を目的としていましたが
1969年7月20日
アメリカ合衆国が
アポロ11号で月に人類を着陸させ
宇宙開発競争を制したため
そもそもの計画を見直さざるをえませんでした。
さて
「今日は何の日?」の
わずか一行に少し肉付けをして
ソユーズ計画の内容を
以下にご紹介しましょう。
☆1969年1月14日~18日
ソユーズ4号・5号
宇宙へ
ソユーズの目的は
軌道上でソユーズ4号とドッキングし
5号に乗り込んだ3名中2名が船外に出て
手すりを伝って4号に乗り移り
地球に帰還するというもの。
画像●ラグビー選手のようですね。。。
手すりだけで乗り移るんですよ!
オーマイガー!
ですね。
つまり
帰還の際は
4号に3人・5号に1人
というわけです。
14日に4号が
15日には5号が
3人を乗せて打ち上げられ
16日
4号は地球を34周、5号は18周してのち
ドッキングしました。
両機を行き来するトンネルは
機構的・サイズ的に無理があったため
設置されていません。
つまり
宇宙服を着用し
一度船外へ出て、
レール伝いに乗り移るという
曲芸のようなミッション
を行う必要がありました。
●画像はイメージ
当時まだ
宇宙服の信頼性が低い時代にもかかわらず
見事に乗り換えを達成。
4時間33分のドッキングの後
両機は切り離され
帰還の途につきました。
3人を乗せた4号が17日
5号は18日に帰還しました。
14日に打ち上げ、18日に帰還
“4泊5日宇宙の旅”
でした。
◎完
さて
昨年10月
米国のアンタレスロケット(無人)が
打ち上げに失敗しました。
この時代でも失敗は珍しくないのに
今から46年も前にソユーズは
有人飛行でドッキングや
宇宙遊泳をしていたなんて
あらためて凄いなあ~と
感心させられてしまいます。
しかし
アンタレスに搭載したエンジンが
40年以上も前に製造された
ソ連製
だったなんて
なんて皮肉なことでしょう。
●アンタレス爆発 YouTube↓
◎感謝