目覚めれば アホ阿保と啼く 冬鴉
(めざめれば あほあほとなく ふゆがらす)
11227 【季語】 冬 【季節】 三冬
冬の夜や 大掃除終り 一安心
(ふゆのよや おおそうじおわり ひとあんしん)
11228 【季語】 冬の夜 【季節】 三冬
レストラン 並ぶ行列 冬の昼
(れすとらん ならぶぎょうれつ ふゆのひる)
11229 【季語】 冬の昼 【季節】 三冬
冬の昼 嫁嚔 我五十肩
(ふゆのひる よめくさめ われごじゅうがた)
11230 【季語】 冬の昼 【季節】 三冬
お礼にと 酒贈られて 冬の酔い
(おれいにと さけおくられて ふゆのよい)
11231 【季語】 冬 【季節】 三冬
大掃除 光溢れり わが部屋も
(おおそうじ ひかりあふれり わがへやも)
11232 【季語】 (年末)大掃除 【季節】 仲冬
冬の雲 陽浴びるところ 眩しかり
(ふゆのくも ひあびるところ まぶしかり)
11233 【季語】 冬の雲 【季節】 三冬
大掃除 妹の落書き 見つけおり
(おおそうじ いものらくがき みつけおり)
11234 【季語】 (年末)大掃除 【季節】 仲冬
毎日が ほぼ冬休み 一休み
(まいにちが ほぼふゆやすみ ひとやすみ)
11235 【季語】 冬休み 【季節】 仲冬
蛍光灯 変えれば早き 冬の暮
(けいこうとう かえればはやき ふゆのくれ)
11236 【季語】 冬の暮 【季節】 三冬
捨てるもの 捨ててしまえば 浮き寝鳥
(すてるもの すててしまえば うきねどり)
11237 【季語】 浮き寝鳥 【季節】 三冬
風吹けど 俺は違うぜ 枯芒
(かぜふけど おれはちがうぜ かれすすき)
11238 【季語】 枯芒 【季節】 三冬
陽を浴びて ダイヤ散りばむ 冬の川
(ひをあびて だいやちりばむ ふゆのかわ)
11239 【季語】 冬の川 【季節】 三冬
数え日や 明日の予定の 定まらず
(かぞえびや あすのよていの さだまらず)
11240 【季語】 数え日 【季節】 仲冬
師の書せし 鶴や亀にも 冬あるや
(しのしょせし つるやかめにも ふゆあるや)
11241 【季語】 冬 【季節】 三冬
冬旱 辞めた話の 出せぬ夜
(ふゆひでり やめたはなしの だせぬよる)
11242 【季語】 冬旱 【季節】 三冬
師匠より 師匠が好きに この師走
(ししょうより ススニがすきに このしわす)
11243 【季語】 師走 【季節】 仲冬
枯木にも 星の飾りや クリスマス
(かれきにも ほしのかざりや くりすます)
11244 【季語】 クリスマス 【季節】 仲冬