俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

山茶花

2009年12月02日 | 俳句

金なんぞ 増えるわけなし 冬日向
(かねなんぞ ふえるわけなし ふゆひなた)
10980 【季語】 冬日向 【季節】 三冬


ストーブを 買い替えおれば 冬温し
(すとーぶを かいかえおれば ふゆぬくし)
10981 【季語】 冬温し 【季節】 三冬


熱燗や 友と飲む酒 手酌酒
(あつかんや ともとのむさけ てじゃくざけ)
10982 【季語】 熱燗 【季節】 三冬


熱燗の さじ加減 妹覚えしや
(あつかんの さじかげん いもおぼえしや)
10983 【季語】 熱燗 【季節】 三冬


韓の冬 鮑雑炊 烏賊キムチ
(かんのふゆ あわびぞうすい いかきむち)
10984 【季語】 冬 【季節】 三冬


居酒屋は 半身で詰めて おしくらよ
(いざかやは はんみでつめて おしくらよ)
10985 【季語】 おしくら 【季節】 三冬
おしくら=押競饅頭(おしくらまんじゅう)


気がつけば 我の後追う 寒鴉
(きがつけば われのあとおう かんからす)
10986 【季語】 寒鴉 【季節】 晩冬


あの温さ 電気こたつに 潜りし日
(あのぬくさ でんきこたつに もぐりしひ)
10987 【季語】 電気こたつ 【季節】 三冬


山茶花は 散り際の花 多くあり
(さざんかは ちりぎわのはな おおくあり)
10988 【季語】 山茶花 【季節】 初冬


帰り際 オーバー忘れる 友もいて
(かえりぎわ おーばーわすれる とももいて)
10989 【季語】 オーバー 【季節】 三冬


コメント
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