冬帽子 餅つきの日に 贈られし
(ふゆぼうし もちつきのひに おくられし)
11120 【季語】 冬帽子 【季節】 三冬
冬帽子 妹との揃い 渡せずに
(ふゆぼうし いもとのそろい わたせずに)
11121 【季語】 冬帽子 【季節】 三冬
忘年会 新人の笑み 冴えわたり
(ぼうねんかい しんじんのえみ さえわたり)
11122 【季語】 忘年会 【季節】 仲冬
忘年会 本音出で来る 三次会
(ぼうねんかい ほんねいでくる さんじかい)
11123 【季語】 忘年会 【季節】 仲冬
メタボ症 腹摩られて 冬の宵
(めたぼしょう はらさすられて ふゆのよい)
11124 【季語】 冬の宵 【季節】 三冬
天仰ぎ ベンチでゴロ寝 冬旱
(てんあおぎ べんちでごろね ふゆひでり)
11125 【季語】 冬旱 【季節】 三冬
ビル街で 木枯し暴れ 虎落笛
(びるがいで こがらしあばれ もがりぶえ)
11126 【季語】 木枯し 【季節】 初冬
黄色なる 銀杏落葉の 道続く
(きいろなる いちょうおちばの みちつづく)
11127 【季語】 銀杏落葉 【季節】 初冬
赤い服 白い付け髯 クリスマス
(あかいふく しろいつけひげ くりすます)
11128 【季語】 クリスマス 【季節】 仲冬
忘年会 一つ目過ぎて 二つ目来る
(ぼうねんかい ひとつめすぎて ふたつめくる)
11129 【季語】 忘年会 【季節】 仲冬
南北に 帰省先あり 身は一つ
(なんぼくに きせいさきあり みはひとつ)
11130 【季語】 帰省 【季節】 晩夏
雪吊を 見れども降らぬ 雪恋し
(ゆきつりを みれどもふらぬ ゆきこいし)
11131 【季語】 雪吊 【季節】 仲冬