駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

画期的な?(笑)

2019年03月08日 | 機材
自分のドラム教室では、基本的には前半はルーディメンツ(基礎練習)、後半は教則本にならってドラムセットを使ったレッスン。
発表会やライブの近い生徒さんの場合、希望するCDなどの音源を流しながら奏法やフィルインの研究をすることもよくあります。曲によってはテンポが速すぎてついていけないものや、古い曲でドラムの奏法が聞き取りにくいものなどは自己流になりがちなので、どうにか人前で演奏できるようにとフォローさせてもらいます。
例えば、速い曲についていくためにどこで手を抜くか、とか音源が古くて聞き取れなければベースラインを読みバスドラのリズムを決めたりなど。
そして仕上げにオケ(再生音源)を流して生ドラムを叩いてもらいますが、当然大音量となります。
生ドラムにオケの音量が負けて練習にならなければ身もフタもないんですが、そこの調整ができるのは相当なハイレベルなので当然ムリ。生徒さんは力いっぱい叩きます。しかも、自分も加わって二人で叩けば爆音。ステレオ音量MAXでも音が割れるだけで余計に聞き取りにくくなります。レッスンルームは防音なので近所迷惑にはなりませんが、待ち合いの前室には漏れ漏れ。。。
なのでヘッドホンをして叩くことにしました。当然ながらヘッドホンなら大音量で流す必要もないし、自分のドラムの音も相殺されてちょうどいい塩梅になる。
ですが、難点はお一人様限定ということ。叩いている本人しか聞こえないので、生徒さんが叩けば講師は聞こえず、指導もお手本も示せない。
ではどうするか、そこで登場するのが「ヘッドホンアンプ」であります。音源を増幅し、複数のヘッドホンに分岐してくれます。

自分のレッスンが画期的に生まれ変わりました~(笑)
これなら生徒さんとマンツーマンで、同じ音源を小音量で聞きながら研究することができます。
実はこのヘッドホンアンプ、20年ぐらい前から欲しかったんですが、どんな名前なのかすら知らなかったんです。。。
田舎もん?でしたね。
昔はネットも発達しておらず調べようもなく、教室の店主に相談したくても大掛かりな装置になりそうだし、費用もかかるかと気が引けたのでした。
でも、ついに音源を流しているステレオの調子が悪くなって万事休す。爆音で流している最中に音が途切れるようになり、レッスン中断することも。
こうなれば自前で探して購入するしかないかと調べることにしました。
ヘッドホンを分岐するので「ルータ?」とか思ったりして、ググってみますと「ヘッドホンアンプ」と出てくる。
なんじゃこりゃと思いつつググり続けると、なんとぴったしかんかん。ビックリするほど安くてお手軽な装置でした。これでやっと生徒さんと一緒に、気分よくドラムを叩けます。
分かっている人には「何を今さら」的なお話でしょうけれども。
てなわけで、今じゃ便利に安く手に入れることができるんだなという、めっちゃ時代遅れな話でした。。。
コメント
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