駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

エンケンさん

2017年10月25日 | 駄日記
10月25日(水)
ネットニュースでエンケンこと遠藤憲司さんが亡くなられたことを知りました。
朝のニュースでは意識不明ということでしたが、残念です。
エンケンさんというと今では俳優の遠藤憲一さんのほうがメジャーなようですが、元祖“エンケン”は何と言ってもこちらです。
この人はフォークシンガーとロッカーという二つの顔があって、自分は「カレーライス」のヒットで若きエンケンさんを知りました。

始めは四畳半と猫というイメージがあって、いかにもフォークシンガーらしくて自分的にはピンポイントではなかったんですが、79年の「東京ワッショイ」でロッキンローラーのオレは度肝を抜かれました。
完璧なロッキンロール。魂を揺さぶるパンクでした。カセットテープに録音して、クルマで毎日聞きまくりましたね。
ロックという概念は、若者のハングリー精神とか反抗心などでもなく、もちろんファッションなんかじゃなく、「衝動」なんじゃないかななんて思ったのでした。そう、エロとおなじ情熱のエントロピー。
あの、大人が吐き出すパンキッシュなエネルギー。ガキと若者の間をうろうろしていたオレは、何か新しいことを教えてもらったような気がしました。
しかし、あれから40年近く経ちエンケンさんは70歳。闘病ののちついに旅立たれました。
そういうオレも還暦ですよ。仕方のないことですが、年齢には逆らえませんもの。

このところ、自分より5~10歳ぐらい先輩ミュージシャンが次々と鬼籍に入り、辛いニュースを目にします。
今朝の新聞にも、訃報がありました。
ゴスペルシンガーの亀淵由香さん。ニッポン放送社長で、あのオールナイトニッポンの名物DJ亀淵昭信氏の妹さんです。
パワフルなあの歌声がもう聞けないのは寂しい限りです。

ついこないだ、と言っても2年ぐらい前ですが、TVの「マツコの知らない世界」で拝見しました。
彼女も72歳でしたね。その時はお元気そうでしたが。

ご冥福をお祈りいたします。
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