腑抜け状態で思うこと

8月31日（月）
今日で8月も終わり。
いよいよ子供たちは明日から学校が始まる。
朝の電車も学生で混雑します。
まあ、明日から覚悟しなきゃね。

今朝のオレはエンジンがかからないままの出勤。
月曜日ってそんなもんです。
よくあることですが、土曜日の夜にライブがある日は帰ったあと、翌日は仕事に行かなくていいやって思うので、ついつい夜更かしします。
なので日曜日は腑抜け状態。
そのくせ昼から酒飲んじゃったりして、全くの木偶の棒、ダメおやじ。
なんちゅうか最近は余力がない。
ライブがあると、それにだけ集中して他は何にもできなくなります。
翌日は力尽き果てて腑抜けになる。
決して酒だけじゃなくて、年のせいなんだよなあ。。。

さて、ここから先は、嫌な気持ちになる人がいるかもしれないので、読まなくてもいいでね。

昨夜のTVニュースで見た、各地での「安保法案反対デモ」ですが、雨の中傘を差しながら行進したり、65年の安保反対デモ以来の規模だといいます。
また国会周辺には12万人だとか。もっとも主催者発表が12万人で、警察発表が3万人と、なんでこんな差があるんだって思うけどね。

写真は今朝の中日新聞より。
ただし、中日では「12万人」としか書いていない。警察発表なんか無視する新聞、どう思う？。

しかし、体力気力を使い果たしてこんな腑抜け状態の時に、こんな民衆のパワーみなぎる場面を目の当たりにすると、自分に不甲斐なさを知らしめられてしまうとともに、ものすごい違和感を感じてしまう。
実はオレ、こういうデモのような場面は苦手です。
こういう場面を見ると不安になるんですよ。

何がこうも不安にさせるのかというと、デモに参加している人たちの熱狂さだ。
自分はこういう場で熱くなれない。
オレ、自分でニヒルさを装っているつもりは全くなく、全く苦手なのです。
お祭りの人混みに入って踊ることも苦手、盆踊りの輪にも入れない。
花火大会も、大勢の人ごみに入れない。
俯瞰で自分を客観視してしまって、バカバカしくなり帰りたくなる。
熱くなる前に冷めてしまうのだ。
なので人混みは、よほど覚悟を決めないと行けない。
デモは特にイデオロギーの真ん中にいるので、なぜか宗教っぽいあのノリが気味が悪い。
何かをたくらむ誰かに利用されていないことを願う。
シュプレヒコールを叫ぶ若者は気持ちよさそうだ。
すごく気味が悪い。

これで政治が変わるのだろうか。
国民が熱狂しているのは何なんだろう。
自民党が、安保法案を廃案にして憲法を守ったら未来永劫の平和国家になるんだろうか。

オレ自身は、安保法案は米国追従法案だから反対だ。
正々堂々憲法改正して、自衛隊を軍隊と認めて個別自衛権で国を守れるように、防衛費を増大したらいい。
しかし、そうなれば税金はもっと上がって消費税はすぐに20％だ。
その場合、国民は素直に憲法改正を認めるか、増税を認めるか。
認めないだろう。
「戦争法案反対」と叫ぶ人たちが、お祭り騒ぎを楽しんでいるようには思えないが、熱狂の中で思考を停止してはいないだろうか。
先の先まで考えてのうえで熱狂しているのだろうか。