駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

「スローバラード」を聴いて泣く

2015年05月13日 | TVウォッチング
5月2日は、忌野清志郎の命日でした。
もう亡くなって6年が経ったのだと言う。何とも時が経つのは早いものです。
その日は、NHKのTV番組「SONGS」で、キヨシローの特別番組が放送されていました。
「SONGS 忌野清志郎」という番組でしたが、自分は録画していて、今夜やっと観ることができました。

内容は、過去の番組より清志郎のライブ映像が紹介されつつ、さらに同日渋谷公会堂にて開催された「忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー 渋谷公会堂 Love&Peace 2015年5月2日」に参加したミュージシャンが清志郎の思い出などを語っていました。
このライブは毎年命日に行われているのですが、今も変わらず多くのファンや有名ミュージシャンが集い、寄せ書きをしたりキヨシローの残した名曲の数々を歌い偲んでいるのです。
そのライブシーンも少し紹介されていましたが、何とも豪華なステージメンバでした。
番組での出演ミュージシャンもまた凄かった。
Char、奥田民生、トータス松本等々、キヨシローのことを語るのだけど、奥田民生が「歌がメチャクチャ上手い」と言って、音程が上げってるようでドンピシャと言うようなことを言ってチャーが頷いていたのが印象的でした。

そして、生前最後のTV出演となった2008年のSONGSでの闘病生活から復活したキヨシローの、鬼気迫るスタジオライブ映像が流された。
オレ、思わず「スローバラード」を聴きながら、キヨシローの汗まみれの顔を見ながら、涙してしまった。
この翌年に、彼は旅立ってしまったんだということ。
闘病生活で体力をなくし、2階まで上がるだけで息が上がると言っていたこと。
治療と言いつつも、歌うことを取るため声帯を残すことにして結果として死期を早めてしまったこと。
そんなことを思いながら壮絶なバラードを聴いていたら、涙がこぼれた。

キヨシローがなぜ、今もこうして愛され続けているのか。
なぜ、あんな政治的なメッセージソングを歌っても愛されているのか。
残されたライブ映像や音源や残した絵画でしか知ることはできません。
やはり天才は、我々凡人には到底理解することはできないのだ。

コメント
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