駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

スネアサウンドの謎

2013年11月14日 | スネア
この数カ月間、ライブの時のスネアはずっとこれ。
今年の5月にやっと入荷した、ラディックの限定ジャズフェスティバルモデルです。
それ以降スネア選びに悩んだことがない。
他のスネアってのは、電車での持ち運びの関係で1~2回使用したかなという程度。
なぜかというと、始めは当たりを付けるためと、自分が慣れるためでした。
スネアって気まぐれのスネアもあるし、優等生のいい子ちゃんもいるんです。
特にウッドのスネアは場所や状況、特にハコや気候を選びます。
自分の経験から言うと、ウッドの場合、国産の最近のプロモデルのスネアは優等生が多くて、どんな場面でもいい音で鳴ってくれてストレスがない(ことが多い気がする。。。)
パールやタマやカノウプスなどの国産スネアは値段も安くてコスパに関しては文句ないし、扱いやすさという点ではヤマハは個人的に好きですね。
緩めでもきつめでも、適当にチューニングしただけでその個性を発揮してくれます。
それが全く悩まなくても気持ちいい音で鳴ってくれてね。
でも、逆に言うと、クセがない分面白味に欠けると言えなくもない。。。
で、このラディックはどうかというと、けっこうクセがありますね。
まあ輸入スネア全般的に言えますが。。。
でもしかし、それはチューニングによってはスネア全体に言えることですが、リンゴの「ヘルプ!」なんかのスネアサウンドを追求しようとカンカンに張ると、そりゃどんなスネアでも暴れちゃいますから。
叩く力、位置、スティックの角度なんかでいちいち出音が変わります。
あの乾いたカンカンというサウンドを貫いて1曲通すのは、安定したショットじゃないとけっこうな難度であります。
しかし、このスネアであのビートルズの初期のサウンドを甦ることができるとしたら、そんな気持ちいいことはないしね。
そう思うと、とことん追求しちゃうんですよ。
あの甘くてカリッカリに乾いているのに、どこか心を潤す湿り気のあるあのサウンド(笑)
思い出すだけで惚れぼれするねえ。
でもムズイんです。。。
ムズイからこそ、追求しちゃうんですよ。
ちょっとムズイ例をあげちゃう。

ムズイその1:やっぱり「HELP!」。
あのテンポ(192)で、あのスネアサウンドを出そうとすると、力が入り過ぎて乳酸が出過ぎて1曲持たない。。。(涙)
ムズイその2:「インマイライフ」
あのバラードで、最小音量でスネアサウンドはリムショット!
カンカン鳴ってるしねえ、ちっちゃい音で。。。
これが上手くいったら鼻高だかっていうくらいムズイ。
ムズイその3:「涙の乗車券」
両手打ちのリムショットが続くし、この曲で音量を下げるとなるとスティックを菜箸に変えるしかない。。。

なんか面白いなあ(笑)
これ、続きそうですが、遅くなっちゃったので、今日はここまで!
バイバイッ!
コメント (2)
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