駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

続・バンド考

2010年09月04日 | バンド
かつて、オレが「CHIPS」、その前身の「POWDER」というバンドに参加させていただくことになった時は、ドラマーではなくパーカッショニストとしてでした。
当時、POWDERというバンド形態は、いわゆるフィフティーズといわれるアメリカンポップス中心のオールディーズ・バンドではなく、ソウルやリズム&ブルースを得意とする洋楽バンドだったので、そこにコンガサウンドを融合させたらもっとファンキーになるはずと、自分で売り込んでいったというわけ。
その後、浜松の老舗のデパートだった「松菱百貨店」の屋上ビアガーデンで数年間活動させてもらい、女性ボーカルが参加したりと変遷を重ねて現在のスタイルになったという経緯であります。
まあオレ等にとって伝説の松菱ビアガーデン時代ということですが、ここから全てが始まったと言えるのではないかと思えますねえ。
松菱が倒産さえしなかったら、ひょっとこして今年の夏もまだ演奏してたかもしれないですね~。へへへ。

POWDERでパーカッショニストからドラマーに転向したきっかけは諸事情によるものでしたが、パーカッションの自由さのオイシサを忘れられなくて、ドラムを叩いていても頭の中ではコンガや小物が鳴っていたものです。
そこで、もともと器用なボーカリストのジュンジ氏にシェイカーやクラベスなどの小物を手渡して扱い方を伝授すると、瞬く間にマスターしてバッチリのタイミングで鳴らし始めたではないですか。
さすが器用なジュンジと、持って生まれたリズム感のよさに感心したわけですが、ドラムなどのリズム楽器が好きな人間というのは、そんな匂いがするのでわかります(笑)
さらにその後、女性ボーカルのゆーこ嬢も驚きのリズム感の持ち主で、自分の歌わないときは率先してカウベルなどの鳴り物を担当して、難しい裏拍での早い連打などを平然とこなしてオレを喜ばせてくれました。
恐るべしCHIPSボーカル陣(笑)
ゆーこ嬢の前に歌ってくれていたカズミ嬢も、リズム楽器大好き少女(?)で、いろんな小物にチャレンジしてくれていました。
さすがにコンガやボンゴの皮物は鳴らし方が特殊で手の平や指を痛めてしまい、よほど本人の強い意思がないといい音で鳴ってくれませんから、無理強いは禁物ですけどね。
その前にコンガはでかくて邪魔だし。。。

それにしても、ボーカリストというのは「歌う」「踊る」「喋る」「ビジュアル」という重大な役割を担っておりまして、さらに音楽の要であるリズムを担当するというのは大変であります。
よほど本人が好きでなければ強要はできないですよね。
オレ、ドラムもパーカッションもやりたいので、体が二つ欲しいってね。
千手観音だったなら楽勝だけどね~。
コメント (2)
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