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駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

ありがとうPOWDER(2)

2008年01月27日 | ライブレポ
銀座ライオンでのライブでは、いつもお客さんがいっぱいで、300席全て満席のため常連さんが入れないって事もよくありました。
しかしそれはライブが花の金曜日ということで、ライブとは関係のない団体さんの予約が多いって事情なんだけど、今回に限っては事情が違ってた。
POWDERがお目当てのお客さんの予約席がずらっと並んでいて、これはもうバンドメンバー冥利に尽きるってやつでした。
先月のメリーユーもそうだったけど、この日のためにいろんな予定や仕事の都合をつけて、わざわざ足を運んでいただけるお客さんには本当に感謝します。ホント嬉しい。
今回のライブでも、ステージ前はダンスしてるお客さんでいっぱいだったけれど、いつも散見される「ただ宴会をやってて酔った勢いで騒いでいる」って感じのお客さんが少なくて、踊る人も踊らない人もみんなちゃんと音楽を聴いてくれて楽しんでいてくれた。
POWDERの歌や演奏を、名残惜しむかのようにしっかりと聴いてくれてるのが演奏者側からもしっかりと判って、またまた出ちゃうけどバンド冥利に尽きる感じでめちゃくちゃ嬉しかった。

帰ってから録音したライブ音源を聴き直してみたけど、さすがに今までの活動の集大成っていうか、
「オレ達メンバーが一番楽しんでるじゃん」って気がしました。
確かに楽しかったし、曲中のキメなんかではいつもやるギターのまっちゃんとのアイコンタクトとか、思い切り遊んじゃって傑作だった。
いっちゃんも珍しく演奏中に後ろに下がってきて、ドラムの後方まできて
「ここは涼しくていいや!」なんて変なことで驚嘆の声を上げたりしてた。
ま、演奏中の遊び心ってのはメンバーならではのお楽しみですからね、実に愉快愉快!

さて、今回のセッティングです。

いつもと同じヤマハのレコーディングカスタムですが、けっこうタム類のヘッドはピンピンに張ってて、これが音抜けの秘訣であります。
このセットはもともと深胴なので、ピンピンに張ってもカンカン鳴らず、ズドンと抜けてくれるのであります。
ベードラは表ヘッドに音抜きの穴がありません。
このハコはJAZZにもよく使用するためなんでしょうが、下手をするとベードラがボヨンボヨンと締まりがなくなりやすくもなります。
そんな時にはベードラ内にウェイトを置いたり、重い毛布なんかを詰めるのがよくある手ですが、このドラムの場合は打面に厚いミュートの効いたヘッドを使って、更に中央にパッドを貼り付けて、余分な倍音をカットしている。

もちろん、ベードラのチューニングはきつめに張ってあります。
これで全体の音が伸びのある締まったドラムサウンドになります。
スネアはやっぱ最後は「冗談君」にしました。
音量はそれほどでかくはありませんが、特徴のあるウッド・サウンドが気持ちいいです。ハイハットの奥には10インチスプラッシュを置きまして“ロック・アラウンド・ザ・クロック”などの必須アイテムとして活躍。
今回のライブでは、残り少ない体力をうまいこと使いきりまして、アンコールの最後にはエンプティ状態となりました。
そんなわけで最後の最後は握力がなくなって、スティックが3回すっ飛びました。
いやあ、おはずかし。

この演奏中に強く感じたことがあります。
この楽しい演奏は辞められまへんな。
そのうちすぐに戻ってくるなこりゃ。
ということで、ありがとうPOWDER。
ありがとう皆さん。
きっとそのうち帰ってきます。
コメント (2)
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