真夏の大垣で出会ったいい人たち

連日現場に入っている。岐阜の猛暑日も連日だ。猛暑とももうお友達だ。

午前は８：３０から張り替えふすまの納品。市内のお客様宅に伺った。
一本ずつ運び込み、建て付けをあわせながらおさめていく。

奥様は丸イスをおいて座り、その様子をご覧になる。世間話も交えながら。
奥様は書の先生。先日はお茶の先生宅だったが、またも緊張の時間。
ずっとクーラーをかけていてくださったのでありがたかった。

昼。早めにＲ２５８吉野家で済ます。
自分が大盛＋玉子を食べている途中。ひとりのおじさんが会計をして帰るとき、
「ありがとう、おいしかったわー。」と。

普通、吉牛で客がめったに言う言葉ではない。
ベテランの店員もさすがにこの応対マニュアルはなかったようだ。
たどたどしく、しかし、うれしそうに「またどうぞ！」と返していた。

午後１：００前に養老の新築住宅現場に到着。
ほどなく前の道路にＮＤＳの作業車とガードマンがやってきた。

シルバーのガードマンだったが、とても明るく元気。
「すいません！ご迷惑おかけしてます！どうぞ！」
素晴らしくハキハキした対応。猛暑の不快感も飛んでいく。

夕方たまたまガードマン同士の会話を聞いた。
「あ～今日は早く終われそうやわ～。はよ帰ってきゅ～っとやりたいわ～。」

う～ん！わかる！はようお帰り！
と言ってあげたかった。
（おれも帰ったらきゅ～っとやるし！）

５時ごろ東の空にモコモコと入道雲が沸き上がった。



今日は仕事のキリがつかず７時になってしまった。
６時ごろ大垣方面の空がにわかに暗くなりゴロゴロと音がしだして稲妻が美しく光った。

大垣もこのじぶん夕立に見舞われたと後で知ったが、養老ではパラパラのお湿り程度だった。

今日の仕事の後片付けをしながら、西の夕焼けと、東の虹を見た。





こうして今日も暮れていくのだ。

と思った。

今年の夏のヒット商品2015

個人的に今年の夏のナンバーワンヒットはこれだ。

『どこでもアイスノン　瞬間激クール　エクストラミント』



冷却ミストスプレーだ。

Ｔシャツの上から、ズボンの上から、タオル鉢巻に、しゅしゅっとするだけ。

すぐに冷感がきて、これが結構持続する。

自宅の枕元と仕事グルマの両方に配備してある。

クルマのシートにしゅしゅっとすると運転中きもちいい。

寝る前にふとんのシーツと枕カバーにしゅしゅっとすると寝つきがいい。

（効力がなくなって夜中に汗だくで目覚めることもあるが・・）

（ハエ退治にも効果あり・・って関係ないか）

家族から自分に向かってファブリーズを噴霧されるという
ハラスメント体験をお持ちのお父さんたちに朗報となることを期待したい。

猛暑なら猛暑なりに。

最高気温３５度超えが何日続いているのか、忘れた。

慣れた。

毎日タオル鉢巻もＴシャツもべったんこで何枚も替える。

３時の休憩にはポカリ５００を一気飲み。

やっぱり麦茶がうまい。

帰宅後は冷たいビールと岐阜産枝豆。冷奴もいい。

今日はついに左官屋の親方が現場で嘔吐して熱中症の症状に。

無理しすぎ。というか炎天下で頑張りすぎ。

朝は「仕事でダイエット。いいなあ。」と汗だくで冗談言っていた親方が。

真夏の建築工事現場はいい意味で「適当に」でいいと思う。

無論品質は落としてはならないが、

自分の身体は生身であり財産であり武器であり商売道具であり・・・壊してはいけない。

休みながらやればいいのだ。

自分は明日の割り込み仕事の先発隊で、午後は別の現場へ。

昼は来来亭で「チャーシューメン大盛堅麺ネギ多め」を食べた。ギラギラスープは残した。

ご自由にどうぞ、の梅干しは３個食べた。

身体は快調だ。

明日も頑張ろう。

岐阜のある真夏の午後、コンビニにて

連日の猛暑。

大御所の多治見市がついに全国ニュースに登場。今日は岐阜市も出た。

こちら近隣の大垣も負けずに暑い。言うまでもない。

今日からお盆前のヤマ場、新築住宅の内装工事に入った。

あっというまにＴシャツはびったびた。

ぱんつもズボンもびったびた。

午後、別件で現場を離れなければならず、時間もなく、昼食をコンビニで購入。

♪コーヒーと～サンドウィッチ～　と、昔のＡＲＢの歌を口ずさみながらコンビニを出る。

すると自分のクルマの横に黒いクラウンロイヤルサルーンが止まり、中から

土建屋の社長っぽいイカツイおっさんが出てきた。首にはごつい金のネックレスが光る。

私と目が合う。

おっさん、でかい声でいきなり、

「暑いやねーけ！！」

自分もすかさず、

「あっついねえ～！！」

と返した。


・・・とある真夏のコンビニ駐車場での出来事であった。。

お葬式に出る

一年でいちばん暑い時期。

昨日はお約束通り？多治見市で日本一が記録された。

先日は仕事仲間の会社の会長さんがお亡くなりになられ、お通夜と告別式に出た。

同じ建設会社の協力業者だ。

建設会社の社長と並んで座った。社長も三代目。自分も三代目。

みんな等しく歳を重ねているが、親世代は確実に老いてきている。

ずっと健康で長生きしてほしい。

亡くなられた会長は８０歳で、私の父が生きていたらほぼ同じ年齢だ。

私の父は１０年早く他界した。

家には協力業者の旅行で二人仲良く笑顔でおさまっている写真がある。

たぶん京都貴船の川床だ。会長は鮎の塩焼きを指さして上機嫌だ。



今頃あの世で再会をよろこびあっているだろうか。。