ふすまからカツオブシムシ！（1）

驚きの出来事でした。

２年前にふすまの張り替えをさせていただいた大垣市内のお客様ご主人が突然ご来店。
ポケットから丸めたティッシュを取り出され、
ひろげてみると、中には小さな虫が。

「ふすまに穴を開けて中から出てきた。」



・・・・・！！

見たことがない。キクイムシやシミなら知っている。しかしこれは何だ・・！？？

さっそくお客様宅にお伺いして現地調査。
なんと、本当にふすまに複数の小さな穴が開いている！
その得体の知れない虫の仕業に違いない。



温厚で知的なご主人は、
「とにかくこれが何か知りたい。その上で対処を考えたい。アドバイスがほしい。」
と言われました。当方の材料や施工上の問題ではないことは、あらかじめ認識されている
ようでしたので、まずホッとしました。

さてそこからです。
従業員に聞き、組合の仲間に写真つきメールを送り、ネットで調べ、昆虫図鑑で調べ、
「関東白蟻防除株式会社」にメールで問い合わせ・・、

判明しました。
「ヒメマルカツオブシムシ」です。

本来、煮干やカツオブシ、着物（絹）やウールを食べて穴を開ける住まいの害虫です。

しかし、ふすま紙のレーヨン繊維まで食べるのだろうか・・

（つづく）


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