事務所の床の塩ビシート貼り替え（2）

さて、いよいよ新しい床シートを貼ります。

既設の床シートは味気ないベージュ系色のノンスリップシートでした。
今回は施主の社長さんと打ち合せをし、グレー系色のミカゲ調にしました。
採用商品はタジマの「マジェスタ３８９－１２０」です。

今回は接着剤を耐水性の高い「ウレタン樹脂系・１液反応タイプ」を使用しました。
塩ビ床シートに縮むスキを与えない強力な接着力です。

土間から事務スペースへは１５センチの立ち上がりがあります。
Ｒ形状の樹脂製面木を入り隅に貼り、クロロプレンゴム系の速乾ボンドで両面圧着して
一発勝負できれいにおさめます。



端部をカットしておさめたのち、シートの継ぎ目部分は、専用溶接棒を
ライスター熱風溶接機で溶接ジョイントします。
壁と床との境はソフト巾木７５ミリを貼りました。



きれいに掃除して、出入口まわりをシリコンシーリングして完成です。



文句なしの美しい仕上がりになりました。
お施主様もご満悦でした。

ご自宅のカーテン・カーテンレールのお仕事もいただきました。

ありがとうございました。


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事務所の床の塩ビシート貼り替え（1）

今回は事務所の床工事の実例です。

塩ビシート床材のジョイント部分が全体にパンクし、
出入口のステンレス見切りから室内に向かっては、部分的にはく離をおこしています。
非常に見苦しいということで貼り替えとなりました。



原因として考えられることは

①水分の浸入
・新築時のモルタル下地の乾燥が不十分だったかもしれない
・出入口のステンレス見切りのすき間から水分が浸入した
　→これは既設シート床材の端部が防水シールされていなかったことにより明らか。

②床用接着剤の選択ミス
・既設のシート床材はアクリルエマルジョンで貼られていました。
　→誤りではありませんが、雨や靴裏など水分の浸入が考えられる事務所土間という
　　用途を考えた場合、このタイプの接着剤の使用は適切とはいえません。

①②があいまって、下地との接着不良→塩ビシートの縮み発生→端部よりはく離が発生、
　及び、ジョイント部がパンク　となったと考えられます。

施工の工程

既設シート床材の剥がし
巾５０センチ程度にカッターを入れ、人力で引き剥がします。



残存する接着剤の除去
スクレイパーでそぎ取ります。これをきちんとやらないとシート表面に凸部が出ます



つるつるのモルタル下地になりました。
下地に左官のコテむらやクラックがある場合は、速乾性モルタルでフラットになるよう
補修します。今回は下地補修の必要はなく良好な下地の状態でした。

さて、新しい床シートを貼ります。（次回へ続きます）


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フウリンソウ

フウリンソウ（カンパニュラ）です。

花づくりが趣味のご近所の奥様からいただきました。

この時期はいろんな花が咲きますね。

きれいです。

ほっとします。


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