大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

苦戦!両面テープ剥がし!(総括)

2012年05月10日 | ふすま・表具
なんとかコテコテの両面テープ糊をすべて除去することができました。

しかし、普通のでんぷん糊で張った普通の障子紙を剥がすのと比較すると、
おそろしく時間と手間がかかりました。

やはり障子は木でできていますので、「紙をでんぷん糊で張るのが一番!」という結論です。

だから何度も張り替えができ、そのたび新品同様の美しさをよみがえらせられるのです。

「ワーロンシート」に代表されるプラスチック系障子紙風シートは、木製の障子に対し、
ボンドや両面テープで『無理やり』接着しなければなりません。

接着力が弱いとハガレやすくなり、接着力が強いと次の張り替えの際に剥がしにくい、
糊が残る、材を傷める、結果、障子そのものの寿命を縮める、ということにつながります。

でんぷん糊で張ることができ、しかも普通の障子紙より強度が約4倍という商材があります。
当社ではこちらをおすすめしています。商品名は「タフトップ」です。

一般ユーザー向けの障子紙を製造するメーカーさんには、パッケージに詳しい施工上の注意点や、
デメリット表示をしていただき、同時に次の張り替えを想定した剥がし方の解説や、
その際の注意点を親切に記載していただきたいです。

ホームセンターなどでお買い求めになりご自分で張られる皆さまにおかれましては、
『強化タイプの障子紙もいつかは張り替えのときがくる』ことを念頭においていただき、
安易にボンドや、強い接着力の両面テープなど使用されませんようお願いしたいです。

以上で「両面テープ三部作」を締めくくりたいと思います。


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(有)林文香堂 http://h-bunkoudou.com
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